まずリフォームを検討する際に初めにおこなってほしいのが、現在の住まいに対する具体的な不満点を書き出すことです。
例えば、「家全体が寒い」「部屋が狭い」「収納が少ない」「外の音がうるさい」「外壁が汚く恥ずかしい」「階段が急で昇り降りが辛い」「キッチンが使いづらい」など様々な要望がでてくるはずです。
家族全員の意見を聞いてみる
住居の不満点は必ず同居している家族全員の意見を聞くことが大切です。例え小学生などの小さなお子さんでも、子供には子供なりの不満点がきっとあるはずです。
また、ご両親と同居している場合には、高齢者にしかわからない些細な不満点があるはずです。
ご家族全員の意見を聞いてみると必ずあなたが気付いていない問題点や不満点が見えてくるはずです。
5段階評価でリフォームを考える
書き出した不満点は必ず5段階で評価してみましょう。例えば早急にリフォームの必要があると感じる項目を5として、急を要さない不満点であれば1という感じに段階別に評価しておきましょう。
詳しくは別記事の「リフォームの優先順位を明確に決めておこう」を参照ください。
不満点を書き出すとこんな利点がある
なぜ不満点を書き出すのかと言うと、素人には想像できない原因が多々潜んでいるからです。
例えば、外の騒音がウルサイからと言って、防音効果が高いペアガラスを設置しようというのは素人考えです。
実は窓ガラスの防音性能が問題ではなく、外の騒音が侵入しているのは換気口が原因という場合もあるからです。
このように、素人考えでペアガラスの設置をリフォーム会社に要望すると、当然リフォーム会社は要望を受けたペアガラスの交換だけを行います。
しかし、リフォーム会社に「外の騒音がうるさくてリフォームを考えている」という風に伝えることで、リフォーム会社は必死に原因を究明してくれるはずです。
このようにリフォーム会社になぜリフォームをしたいのかという事を伝えることがリフォームで失敗しない方法でもあるのです。