見積書の内訳について

リフォーム工事の見積もり書は業者によって書式がまったく違いますし、使用されている言葉も違う場合が多いので、ある程度の知識がないと理解するのに苦労するでしょう。

そこで、今回は一般的なリフォーム見積り時に掛かる費用を細かく紹介したいと思います。

見積り時に記載されている基本工事費の内訳

「木工事費」=木工時とは、フローリングの張り替えや和室を洋室に変更したりする工事の際に使われる用語です。断熱材の導入なども木工事費に入ります。基本的には大工さん仕事を意味している用語です。
もちろん、使用される木材などによって大きく費用は変わってきます。

「左官工事費」=塗り壁や土間の工事の際に使われる用語で、材料費はほとんどなく、人件費という捉え方が一般的です。基本的には左官さん仕事を意味している言葉です。

「内装工事費」=壁や天井の張り替え費用などを指している場合が多いようです。
洋室の壁紙交換などはクロス業者さんですが、和室の壁などは左官さんのお仕事になります。

「建具工事費」=一般的に室内のドアや引戸など扉関係の交換や補修時に使用される言葉です。さらに、階段やトイレなどの手摺り設置もこの項目に入ります。
当然ですが、建具屋さんのお仕事になります。

「給排水工事費」=トイレやバスルームのリフォーム、さらにはシステムキッチンの移動など排水管の工事が必要な際に発生する費用のことです。
配管関係の業者さんが行う仕事になります。

「設備工事費」=設備工事費とは、キッチン、トイレ、浴槽など設備類の交換や補修時に使用される言葉です。
一般的には住宅設備会社のお仕事となりますが、キッチンなどの交換作業は大工さんが行うことになる場合が多いようです。

「電気設備工事費」=コンセントの設置をはじめ、照明器具の設置やインターホンの設置などもこの項目に入ります。
電気設備工事会社のお仕事になります。

「耐震工事費」=耐震補強の為の工事費のことですが、耐震工事費には筋交いの補強や耐震金具の設置など工事内容も多岐にわたります。
基本的には大工さん工事になりますが、十分な耐震強度を確保するためには建築士などに依頼する場合もあります。

「解体・撤去費」=この項目には、足場設置費用や仮設トイレの設置費用など様々な費用が含まれています。その他にも道路が狭く搬入トラックが進入出来ない場合など、工事をするための環境作りの為の費用も含まれます。
当然、リフォーム工事の為の撤去費用なども含まれています。

「諸経費」=諸経費というのは、名目上は業者の手配費や見積もり手数料などですが、一般的にリフォーム会社の利益などが諸経費部分だと考えてください。

基本工事費以外に発生する可能性が高い費用について

「設計費」=建築士などへ依頼すると工事費とは別に設計費が掛かる場合があります。

「仮住まい費・引っ越し費」=住みながらのリフォームが不可能な大規模リフォームの場合には、一定期間仮住まいをする必要がありますので、仮住まい費用と引っ越し費用も計算しておく必要があります。

「工事車両駐車費」=リフォーム工事は様々な業者が出入りしますので、十分な駐車場スペースが確保できない場合には、近隣の駐車場を借り上げる必要があります。

「リフォームローン諸経費」=リフォームローンを利用する場合には、抵当権の設定費用や保証料などが必要になります。

「確認申請費用」=増築などの大規模リフォームを行うには自治体への確認申請が必要になりますので、各種諸経費が必要になります。

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