今回は、リフォーム全体の流れを把握してもらうために、リフォームの検討を始めてから引き渡しされるまでのザックリとした流れを紹介しておきたいと思います。
現状の不満点を書き出してみる
まずは予算などのことを考えずに、住まいの不満点や不便な点をとにかくノートなどに書き出してみましょう。
このときは夫婦だけでなく、必ずお子さんやご両親など同居している全員の意見を聞くようにしてください。
ここで注意すべき点は、目に見える箇所や室内だけでなく、外壁や基礎のヒビ割れなども忘れずにチェックしておくということです。
リフォーム希望箇所に順位をつける
リフォーム箇所の希望を書きだしたのであれば、次はリフォーム希望箇所に順位をつけることです。
希望するリフォーム全てを行うと相当な費用になることは想像できると思います。財政的に問題が無ければ良いのですが、ほとんどの家庭が希望のリフォームを全て1回で行うことは財政的にも難しいと思います。
そこで、リフォーム希望箇所に順位をつけておくことで、予算とリフォームを現実的に何処まで行えるかという目安に出来るはずです。
情報収集をする
最近ではインターネットの普及により、情報収集がより簡単にできるようになりました。
あなたの住んでいる地域にあるリフォーム会社などをチェックしてみましょう。
リフォーム会社のパンフレットを取り寄せたり、口コミサイトなどで気になるリフォーム会社の情報を見てみるのも良いでしょう。
予算額を決める
リフォームを希望している箇所のだいたいの予算額もインターネットを使えば簡単に調べることができると思います。
予算額と相談しながら、おおよそのリフォーム金額を算出しながら、今回のリフォーム箇所を明確に決めていきましょう。
リフォーム会社に連絡する
今回依頼するリフォーム箇所と予算額、さらに気になるリフォーム会社が数社みつかったら、早速リフォーム会社に連絡してみましょう。
この時には、リフォーム会社を1社に限定せずに出来れば3社〜4社くらいを目安すると良いと思います。
リフォーム会社と打ち合わせをする
ちょっと面倒でしょうが、連絡したリフォーム業者数社が訪問してくるはずですので、現地調査をお願いして、あなた方の希望のリフォームを説明しましょう。
予算額などもキチンと伝えておくと後々のプランや見積もりをより詳細に提示してくれると思います。
また、他のリフォーム業者へも同じようにプランと見積り依頼をお願いしていることを正直に話しておきましょう。これは相見積りといっても業者側も見積り面でかなり頑張ってくれるはずです。
プレゼンと見積り出してもらう
リフォーム業者から1週間から半月くらいを目途にリフォーム工事のプラン書類が出来ましたという連絡があるはずです。
他の業者とバッティングしないように打ち合わせ時間の設定は慎重に行いましょう。
リフォーム業者を決定する
業者が提示してくれたプランや見積もりを検討して、最後は2社まで絞ります。
そして、2社へ連絡して、もう一度見積もりを提出してもらいましょう。
こうすることで少なからず最初の見積額よりも金額が下がるはずです。
後は工事の内容などを検討して業者を決定するだけです。
契約時の注意点などは別記事の「契約時のチェック項目を解説」を参照してください。
工事開始
工事開始時と工事中は細かくチェックすることをオススメします。
インターネットなどを活用するとリフォーム工事時のチェックポイントシートなどを簡単に入手できますので、それらのシートを使い、必要箇所のチェックを随時行うようにしましょう。
また、工事中は予測できない事態が発生する場合がありますので、現場監督とあなたが緻密に連絡を取れる状態を作っておきましょう。
予定していないトラブルなどが発生すると、あなたの判断なしでは工事が先に進まないこともありますので、連絡網の確保は最重要課題です。
完成引き渡し
完成引き渡し時には、あなたが納得いくまで何時間掛かっても良いので細かくチェックしておきましょう。
また、多少費用が掛かっても良いというのであれば、リフォーム業者とは無関係の建築士などに立会いをお願いするとより安心です。
アフターサービスについて
リフォーム工事が完成したから終わりという訳ではありません。
リフォーム工事はその後のアフターサービスが最も大事になりますので、アフター保証などについて細かく打ち合わせや説明を受けておきましょう。