リフォームを考えるには2つのケースがあります。
まず1つ目のケースが中古マンションや中古住宅を購入した際に一緒にリフォームをするというものです。
そして2つ目が既に住んでいる住宅のリフォームです。
この2つ目のリフォームこそが最も判断が難しいのです。
リフォームを考える2つのタイミング
既に住んでいる住宅のリフォームには、さらに2つのタイミングがあります。
まず1つ目のタイミングが築年数などによる劣化がみられ始めた時期ということになります。
このタイミングでは、外壁や水廻り、雨漏りなどのリフォームが主な工事になることでしょう。
そして、2つ目が出産や子供の独立、両親との同居といった、家族構成の変化に伴うリフォームです。
このタイミングでのリフォームは主に間取りなどの補修・改修工事が主体となるはずです。
経年劣化によるリフォーム時期
築年数が経過すると、いたるところに損傷や破損が目立ち始めます。
おおよその年数は外壁や瓦などが5年〜10年、トイレや温水器などの設備類が10年〜15年、白蟻や土台、または配管などの水廻りが15年〜20年ほどでなんらかの不具合が生じる可能性が高くなると言われています。
さらに20年〜30年を目途に建物全体の見直しが必要になる時期でもあるのです。
家族構成の変化によるリフォーム時期
築年数などの経年劣化とは別に、家族構成の変化を機にリフォームをする人もたくさんいます。
その代表的な事例とされているのが、出産と子供の独立、さらには両親との同居でしょう。
結婚後に新築住宅を購入しているのであれば、出産くらいまでの家族構成の変化を計算した上で購入しているでしょうが、中古住宅や実家で同居されている場合には、結婚や出産というのはリフォームをするタイミングとしては絶好の機会だと言えるでしょう。
このような場合のリフォームは間取りの増設や構造の補強などがメインとなりますので、ある程度の予算と期間が必要になります。