賃貸物件で家賃を払い続けるのであれば、若いうちにマイホームを購入したほうがお得だということを聞きますが、実際にはどれくらいお得になるのでしょうか?
今回は賃貸物件とマイホームを解かり易く比較していきたいと思います。
マイホームのメリット
- 自己資産となる。
- 壁紙の交換やバス・トイレなどのリフォームが自由にできる。
- 社会的な信用が得られる
- いざという時には賃貸・売却という選択肢がある。
マイホームのデメリット
- 固定資産税などの税金がかかる。
- 気軽に引っ越しが出来なくなる。
- 管理費や改修費用が掛かる。
- 長期に渡って住宅ローンを払う必要がある。
賃貸物件のメリット
- 税金が掛からない。
- 改修・修繕は大家負担となる。
- 好きな地域に住むことが容易である。
- 子供の成長などライフスタイルに合わせ引っ越すことが容易である。
- 町内会や管理組合などの煩わしさが低い。
賃貸物件のデメリット
- 個人資産になることはない。
- リフォームなど自由度が低い。
- 引っ越す度に保証人などの問題が発生する。
- 社会的信用が低い。
- 大家都合で退去の可能性がある。
【賃貸物件35年の支出】
※家賃8万円で10年に1度の引っ越しを想定した場合
- 家賃の合計:8万円×12ヶ月×35年=3360万円
- 更新料(家賃1ヶ月分):8万円×10=80万円
- 家財・火災保険料:1万円×35=35万円
- 引越し費用:30万円×3=90万円
- 敷金などの初期費用:40万円×3=120万円
- 総合計:3685万円
【分譲マンション35年の支出】
※物件価格は3000万円、頭金500万円、住宅ローン2500万円の30年ローンで金利は3%です。
- 頭金:500万円
- 住宅ローン:3800万円
- 管理費や修繕積立金:1万円×12ヶ月×35年=420万円
- 家財・火災保険料:1万円×35年=35万円
- 固定資産税などの税金:10万円×35年=350万円
- 総合計:5105万円
さらに別途駐車場が必要な場合には毎月1万円として35年間で420万円が必要になります。
上記のような例で比較すると約1500万円ほど賃貸物件が安上がりとなりますが、忘れてはいけないのが、分譲マンションは住宅ローンが終わった時点で完全に個人の資産となるという点です。