大きく分類すると建売住宅を販売している業者には、2種類あることをご存知でしょうか?すごく簡単にいってしまうと、建物を売ることを目的としている業者と、土地を売ることを目的としている業者ということになります。
どちらも、建物と土地をセット販売している建売住宅なのですが、この2つには大きな違いがありますので、簡単に説明していこうと思います。
建物の販売が目的の業者とは?
建物の販売を目的としている建売住宅は、基本的にハウスメーカーや建築会社が売主となります。
この形態が多いと思っているでしょうが、実はこちらの形態が建売住宅では少ないのです。
このような業者では土地開発した分譲地などは、建売住宅よりも条件付き土地として販売するからです。
つまり、土地を購入してもらう代わりに自社の物件を建ててくださいという流れになりますので、基本的に注文住宅と同じなのです。
ただし、大手ハウスメーカーなどが販売促進を目的として、建売販売しているケースもありますので一概には言えません。
土地の販売が目的の業者とは?
つぎに土地を売ることが目的となっている建売住宅です。
建売住宅の多くがこちらの形態だと思ってください。こちらの形態は、いかに安く販売できるかという点を重視していますので、建物のグレードが落としてある可能性が高いです。
こちらの形態は、基本的に地元の大手不動産会社やデベロッパー会社などが土地の開発から分譲までを手掛けています。そして、建物自体は地元の建築会社に、かなり安いコストで建築させている物件が多くみられます。
建売住宅を見学に行った際に、のぼり旗などが立てられていると思うのですが、建築会社や、ハウスメーカーなどではなく、不動産会社や分譲マンションなどを手掛けている企業ののぼり旗が立てられている物件は、どこの会社が建築した建物なのかをより詳しく調べるようにしましょう。
保証に関しても、販売元が保証してくれるのか?建築会社が保証してくれるのか?という疑問もあります。