別記事の「建築条件付きの土地とは?」という記事内でも軽く触れているのですが、建築条件付きの土地は、交渉次第で建築条件を外してもらえる可能性があります。
今回は、その内容を少し掘り下げて詳しく説明していきたいと思います。
土地の売買金額を上乗せする
土地の販売価格に金額を上乗せすることで、建築条件を外してもらえることがあります。
基本的に建築条件付きの土地は、土地の販売代金よりも建物の請負での利益を目的としていますので、土地価格は少し低めに設定してあるのです。
つまり、建物の利益分相当を土地代金に上乗せすることで、建築条件を外してもらえないか交渉することができるという訳です。
当然、金額を上乗せしたからといって、確実に建築条件を外してもらえるという保証はありません。
販売開始から、期間が経過しているような土地物件であれば、交渉が上手くいく可能性も高くなると思います。
地主に分配されている土地を狙う
建築条件を外してもらう方法とは少し違いますが、建築条件ばかりの分譲地で、条件なしの土地があることをご存知でしょうか?
土地開発されているような分譲地は、ハウスメーカーや建売住宅会社が土地を購入して開発しているのですが、元々は田んぼだったり、畑だったりするケースが多いのです。
つまり、田んぼや畑を大量に所有している地主から土地を購入している訳ですが、売買代金の一部として、整地した土地を地主に還元する方法を取っているケースは珍しくありません。
仮に200世帯分の敷地が作れたとして、そのうちの3世帯分から5世帯分ほどの敷地は地主に還元されているケースが多いのです。
還元してもらった土地は、自分たちの自宅を建設したり、子供夫婦の自宅を建設するための使われることが多いのですが、それ以外の土地であれば条件さえ合えば譲ってもらえる可能性があります。
もちろん、地主から直接購入すれば建築条件など関係ありませんので、建築会社の縛りなどもありませんので、好きなハウスメーカーの住宅を建てることが可能です。
ハウスメーカーの営業マンなら、このような情報を良く知っていますので、狙っている建築条件付きの土地がある場合には、相談してみると良いでしょう。
もちろん地主との交渉は、ハウスメーカーの営業マンが行ってくれますので心配いりませよ。