モデルハウスの豪華さに惑わされないようにしよう

標準仕様とオプション品を把握する

注文住宅のモデルハウスを見学に行った際、一番気をつけなければならないのが、モデルハウスの内装や設備の多くがオプション仕様になっている点です。

少しでも豪華にみせようとしていますので、一番良いグレードのキッチンが取りつけてあったり、トイレも高いグレード仕様になっていたりします。

つまり、モデルハウスをイメージしたまま、標準仕様で家を建ててしまうと、モデルルームとはかけ離れたマイホームが完成する可能性も十分にあります。

モデルルームによっては、親切にオプション品には、「オプション」と書いてある札やシールが貼ってあったりもしますが、このような良心的な企業はほんの一部です。

モデルハウスでは、その物件の間取り図をもらえますので、最初に間取り図をもらっておき、気になる箇所に「標準」や「オプション」という感じで書き込んでいくことをオススメします。

モデルハウスの広さに惑わされない

総合展示場などに出展している、モデルハウスは標準的な住宅の広さの2倍ほどで作られています。

広さが2倍であれば、玄関やキッチン、バスルームにリビングなども余裕をもった広さに作られています。

営業マンが頼りない場合は、連絡先を教えない

モデルハウスを見学にいくと、最初に営業マンや受付スタッフから、名前や住所などを記入するようにお願いされると思います。

これは、強制ではありませんので、適当に誤魔化して書かないことをオススメします。

個人情報を書かないのは、しつこい営業を防止する目的もあるのですが、それ以上に重要なのが、営業マンを見極めるためでもあります。

モデルハウスには、営業スタッフが在籍しており、来場したお客様を案内してくれるのですが、この時に案内してくれた営業マンが、今後もあなたの担当営業マンになるのです。

ただし、営業マンには当たり外れがあります。一度決まった担当営業マンは、そう簡単には変更してもらえません。

しかし、名前や住所などの個人情報を残しておかなければ、営業活動ができませんので、担当営業マンも決まりませんよね。

もし、見学したモデルハウスは気に入ったけど、担当営業マンが不安だという場合には、後日、シレっと初めて見学する振りをして再来場しましょう。
こうすることで、頼りない営業マンを回避することが可能です。

目に見えない構造や耐震性能なども聞いておく

モデルハウスでは、目で見ることができる広いキッチンだったり、豪華なリビングなどに目を奪われがちです。

もちろん、それらも大事なのですが、ここでは目でみることができない、構造や基礎などの話を聞いておくことを忘れないようにしましょう。

「使用している木材」「高気密・高断熱性能」「地震対策」「シロアリ対策」など挙げればキリがありませんが、他社とも比較したい項目を5個〜10個ほどまとめておいて、質問するのがベストだと思います。

坪単価を聞くことを忘れないで

建売住宅と違い、注文住宅の場合は坪単価で建築費が大きく変わってきます。

ハウスメーカーのなかには、あまり坪単価を言いたがらない会社もありますが、そこは遠慮なく、どんどん聞いて構いません。

営業マンが坪単価の話をしたがらない理由のひとつが、モデルハウスと実際に建てる住宅の差が激しいためでもあります。

そのハウスメーカーの坪単価が、50万円だとしても「このモデルハウスの坪単価も50万円ですか?」と質問すると、ほとんどのモデルハウスが坪単価70万円〜80万円のグレードで建てられているはずです。

不動産を高く売却したければ仲介業者選びが重要! 一括見積もりサイトを使って引越し料金を限界まで安くする方法

  このエントリーをはてなブックマークに追加