注文住宅より建売住宅の方が高く売れるケースがある

一戸建て住宅といっても、大きく分類すると注文住宅と建売住宅の2種類があります。マイホームを購入する際は、建売住宅よりも注文住宅の方が、建築費が高くなるのが一般的です。

当然、建売住宅よりも注文住宅の方が高額で売却することができるし、買い手も早く見つかると思いがちですが、実際には注文住宅よりも建売住宅の方が、早く買い手がみつかることが多く、価格も高値で売れるケースが多々あります。

建売住宅が人気の理由

中古住宅に限っていえば、なぜ建築費の安い建売住宅の方が人気が高いのでしょうか?

理由は簡単です。建売住宅の方が万人受けする間取りの住宅が多くあるからです。建売住宅は、どちらかというと分譲マンションに近いのではないかと思います。基本的に4人家族くらいを想定した間取りになっていますので、より万人受けしやすい作りになっているのです。

お風呂やトイレも広すぎず狭すぎずという感じで作られていますし、なによりも1階に夫婦の主寝室、2階に子供部屋という作りの住宅が多いのです。さらに1階部分と2階部分の床面積が同じように作られている層2階建て住宅が多く、耐震性という面でも信頼度は高くなります。

クセのある注文住宅は売れにくい

建売住宅に比べ、注文住宅では施主の希望が大きく反映されているケースが多く、ちょっとクセのなる家が多いのも事実です。

施主にしてみれば、防音設備の整ったプライベートルームや家族が常に顔を合わせるリビング階段など、まさにこだわりの住宅なのでしょうが、施主のこだわりが必ずしも万人受けするとは限りません。

不動産会社で働いていた経験から言わせて頂ければ、施主のこだわりが多く反映された家ほど、中古住宅としての売却には時間が掛かっていたのが実情です。さらに、こだわりが大きい施主ほど値引き交渉などには、滅多に応じてくれないのもネックになります。

地下にカラオケができる防音部屋だったり、2階に浴室を作っているような家は、売却時に大きくマイナスとなることを覚えておきましょう。

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