将来住む場所を決めるためのチェックポイント

夢のマイホームを実現するためには、土地選びがすごく重要になってきます。

「希望する地域」や「生活環境が整っている」「予算の範囲内」など、色々な条件があると思いますが、必ず自分の足と目で確認することをお薦めします。

今回は、土地探しや現地見学の時に、チェックしておきたいポイントを簡単に解説していきたいと思います。

地域や生活環境、販売価格を確認する

まずチェックしておきたいのが、「希望する地域であるか?」「土地の周辺に生活環境が整っているのか?」「予算の範囲内であるか?」という3点です。

いくら希望している地域でも、車がないと駅までも行けない、学校へも歩いて通学できないような環境ではどうしようもありませんし、予算の範囲内でなければ手の出しようがありません。

この3点が揃って初めて候補地として、現地へ見学に行く価値があります。

生活環境としては、「学校・駅やバス停・スーパー・公園・銀行・病院・役所」などがの施設が、生活範囲内にあることがベストです。

日光を遮るものはないか?

マイホームを建てた場合に、高層マンションや立ち木など、日光を遮断するような障害物がないかも確認しておきましょう。

現時点では、障害となるものがなくても将来的に高層マンションが建設できるような土地が近隣にないかもチェックポイントです。
広い駐車場や古い工場などが近隣にある場合は要注意です。

生活の障害になるものが近隣に存在しないか?

土地には、現地を見学しただけでは気付けないような注意ポイントが多く存在しています。

例えば、その周辺地域には夜になると暴走族が頻繁に走っているなども夜間に見学に行くか、実際に住んでみないとわかりません。

このように予期せぬ障害をできるだけ事前に調べておくことが凄く重要になります。
チェックしておきたい項目を簡単にまとめてみましたので、参考にしてください。

大雨などで氾濫の恐れがある河川が近くに存在していないか?

物件周辺に河川がある場合は、役所で調べるか近隣住民に話を聞くようにしましょう。

道路よりも敷地が低い物件には、雨水や泥水が流れ込む心配がありますので、できるだけ道路よりも敷地が高い段差の土地を選ぶようにしましょう。

近隣に高圧線やテレビ塔、携帯電話の基地局が存在していないか?

このような施設がある場合、電磁波の影響があるとも言われていますので、健康被害という不安が残ります。

暴走族や大型トラックの騒音問題がないか?

国道や幹線道路などが近くにあると、深夜の騒音がきになります。暴走族が頻繁に出没したり、深夜から朝方まで大型トラックの騒音問題もあります。

大きな道路がある場合は、かならず昼間だけでなく、深夜帯にも物件の見学に出掛けるようにしましょう。

近隣によく吠える犬がいないか?

犬の騒音問題を軽くみている人も多いのですが、実際に毎晩のように吠えられると軽い問題では済みません。

受験生のお子さんがいると、とても勉強できる環境ではなくなりますし、ノイローゼのようになる人も少なくありません。

上下水道を確認する

その土地に上下水道の設備が整っているのかは凄く重要です。

開発された分譲地などは、基本的に上下水道やガスの配管が敷地内まで引き込んであります。

しかし、今まで駐車場だったような土地ではライフラインの引き込み工事が完了していない場合が多く、引き込み工事は個人負担となりますので、余分な出費が掛かることになります。

また、下水道の整備が完了している地域なのかも忘れずにチェックしておいてください。下水道の整備が終わっていない地域であれば、浄化槽を設置する必要がありますので、こちらも数十万円〜数百万円という出費になります。

その土地の周辺に「下水道」と書かれたマンホールを見つけることができれば、下水道の整備が終わっている地域の可能性が高いことになります。

用途地域を確認する

日本の土地は、「市街化区域」と「市街化調整区域」に分けられています。
市街化調整区域に該当している土地であれば、残念ながら原則住宅などの建物を建てることが不可能です。

また、市街化区域であっても12個の用途区域に分類されており、細かく建築条件などが決められています。

用途地域のなかには、一戸建て住宅を建てることができない地域もありますので注意してください。

売主を確認する

現時点で誰が所有している土地なのか必ず調べてください。

土地の売主は大きく分類すると「ハウスメーカー」「不動産会社」「個人所有者」の3パターンが考えられます。

ここで注意しておきたいのが、「不動産会社」と「個人」が売主となっている土地物件です。
この2つは、仲介手数料が発生する可能性があります。

1000万円の土地だと、土地代金の3%+6万円が仲介手数料となります。

ハウスメーカーが売主の場合は、仲介手数料は取られない反面、建築条件が付いている場合が多く、そのハウスメーカーでしか建物が建てられないのがネックとなります。

道路状況

土地と隣接している道路の状況は絶対に確認しておいてください。

接道している面積がどれくらいあるのか?前面道路の幅が4m以上あるのか?

これらの状況次第では、建物が建てられなかったり、土地の一部道路として提供する必要がありますので、実際の土地面積が少なくなってしまう可能性もあります。

過去の土地状況

販売されている土地が、過去どのような地形だったのか確認することも忘れないでください。

現状は綺麗な更地の場合でも、整地する前は池や沼だったかもしれませんし、田んぼだったかもしれません。このような土地だと、地盤の問題も心配になります。

また、本当に最悪の場合だと、過去に何らかの事件があった場所かもしれませんし、お墓だった場所かもしれません。このような場所は建物に直接的な影響があるわけではありませんが、気分的にも縁起が良い場所とは言えません。

100%希望通りの土地は見つからない

価格・地域・生活環境・近隣住民など、すべての条件を満たす土地をみつけるのは非常に困難だと思います。

運が良ければ見つかる可能性もゼロではありませんが、きっと何年も掛かってしまうという人が多いと思います。

これらの希望条件のなかから、妥協できるポイントをあらかじめ決めておくのも、多くの土地と出会える方法の1つです。

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