土地には基準価格がある!?

土地の販売価格について、知っておいて欲しい事があります。

土地の販売価格がどのようにして決まっているのかを知っていますか?
不動産会社などが提示している土地の販売価格は、一般的に売主の希望金額で販売されています。

実際には、1000万円の価値しかない土地でも、売主が1200万円を希望すれば、とりあえず販売価格は1200万円で売り出されているのです。

つまり、不動産会社の提示価格をそのまま信用してしまうのは、適正価格を大幅に上回っている可能性があり、大きく損をすることにもなります。
余計な出費を抑えるためには、その土地価格が本当に適正なのかを見極める知識が必要なのです。

土地の基準価格を調べるには、公示価格と路線価から調べる方法が一般的です。

公示価格とは?

公示価格とは、国土交通省が1年に1回発表する、土地の価格評価のことをいいます。

すべての土地の価格が公示される訳ではありませんので、価格が発表されるのは各地域で選ばれた場所のみです。

しかし、その土地の価格がわかれば、周辺の土地相場も予測することができますので、土地価格の基準値を知ることはできます。

公示価格は、実勢価格の80%程度で表示されています。

公示価格を調べるには、国土交通省のホームページで公開されていますし、役場でも無料公開されています。

路線価とは?

路線価とは、各道路に付けられている価格のことです。
この価格は土地1uあたりの単価なので、路線価?3.3u=1坪の参考価格となります。

路線価で算出した土地価格は、実勢価格の70%程度だと思ってください。

路線価も公示価格同様に、役場へ行けば無料で閲覧することができますし、国税庁のホームページにて無料公開されています。

このように、公示価格や路線価を元に、土地の値引き交渉をすることは可能ですが、あくまでも売却価格の決定権が売主にあることを忘れてはいけません。

いくら、公示価格や路線価を参考に、適正価格の提示をしても売主がNOといえばそれまでなのです。

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