建売住宅のメリット・デメリットをよく検討しよう

建売住宅のメリット

明確な予算を知ることができる

建売住宅の場合は、「土地+建物=○○万円」というように明確な金額が最初から提示されていますので、予算化しやすいというのが最大のメリットだと思います。

例え規格住宅や建築条件付きという物件でも、土地の場所や広さ、建物の間取りなど、すでにプランが完成しているので、注文住宅よりもマイホームのイメージを作りやすいと思います。

実際に現物を確認することができる

建売住宅の場合ですと、すでに建物が完成している場合が多く、住宅展示場のように実際の建物を見学することが可能です。

住宅展示場と違うのは、実際の間取りがそのまま確認できるという点です。住宅展示場はあくまでもモデルハウスなので、実際に建てるマイホームとは設備品も建物の広さも違います。

さらに、建物が完成していますので、確認できるのは間取りだけではありません。日当たり状況や、外からの騒音なども実際に体験できるのは大きなメリットだといえます。

土地を探す手間がかからず、立地条件が良い

建売住宅最大のメリットは、土地を探す手間が省けるという点です。

注文住宅で建てたいけど、希望の地域に土地がみつからずに何年も先延ばしにしている人は大勢います。

とくに近年の経済不況のなかで、土地を手放そうと考えている人も少なく、さらに土地さがしは難しくなっているのが現状です。

建売住宅が多い分譲団地では、その分譲地全体が1つの街のようになっているケースが多く、なかには学校や病院、銀行にスーパーなどもあり生活するには申し分ない環境が整っています。

安価なコストで購入することができる

建売住宅は、規格化された住宅が多いため、建築コストを安く抑えることができますし、開発地などが多いため、土地代金も安く設定されています。

同じ条件の土地に注文住宅を建てると、土地の仲介手数料など余計な費用も掛かりますので、2割〜3割のコストアップになると予想できます。

予算的な事情を優先したい方は、建売住宅の方がコスト的にも安く購入することが可能です。

入居できるまでの期間が短い

注文住宅であれば、土地がみつかって建築会社を決めてからでも、間取りを決定したり、細かな仕様を決めなければいけませんので、全体で半年ほどの工期が必要になります。

しかし、建売住宅であれば、すでに住宅は建築済みですし、建築確認申請など時間が掛かる手続も簡略化できるので、最短であれば1ヶ月〜2ヶ月ほどで入居することができます。

建売住宅のデメリット

希望の間取りの物件を見つけるのが難しい

建売住宅の多くが、大人2人・子供2人の4人家族を想定して建てられています。
各建物には、若干の間取りの違いはありますが、ほとんどが同じような間取りの住宅ばかりです。

しかも、決められている分譲地内にどれだけ多くの住宅を建てられるかで、建築業者の利益も変わってきますので、なるべくギリギリの広さで土地を仕切り、よりコンパクトな住宅を建てるかということを重視しています。

そうなると、リビングルームも10畳〜12畳くらいの物件が多く、たまに16畳などの広いリビングという物件があっても、申込みが殺到してしまい競争倍率が激しくなります。

希望通りの間取りとなっている物件に巡り会えるかがポイントだと思います。

施工中のチェックができない

建売住宅は、すでに完成していますので、建築段階を見学することは当然できません。

使用されている木材や断熱材などは、仕様書をみればわかるようになっていますが、本当に仕様書通りの部材が使われているかは不明なままです。

すごく後ろ向きな見方をすれば、いくらでも誤魔化しが利く住宅という捉え方もできるのです。

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