軽量鉄骨のダイワハウスや木造住宅の一条工務店など、全国展開しているハウスメーカーでマイホームを建てたいけど、予算の都合で諦めている人も多いのではないでしょうか?
確かに一流ハウスメーカーであれば、坪単価60万円〜70万円というのが平均相場といわれているので、40坪の住宅でも軽く2500万円〜3000万円の建築費となります。
しかし、諦める必要はありません。このようなハウスメーカーにも実は、坪単価50万円を切る商品があることをご存知ですか?
坪単価45万円という計算であれば、40坪の住宅なら1800万円という計算になります。
坪数をもう少し抑えることができれば、諸経費まで全て込みで予算2000万円でも十分に建築可能です。
ハウスメーカーの企画型住宅
なぜ、一流ハウスメーカーで坪単価50万円を下回ることができるのか?と疑問に思う人もいるでしょうが、カラクリは非常に単純です。
つまり、企画型の住宅ということになります。企画型住宅とは、あらかじめ100〜300ほどのプラン(間取り)が決められている住宅のことで、自由に間取りを設計することができない物件なのです。
プランが企画化されていることで、工場による大量生産が可能になりますので、建築コストを大幅に抑えることが可能になるのです。
そのため、坪単価40万円〜50万円でも十分に建築可能という訳です。
注文住宅の醍醐味でもある自由設計を叶えることはできませんが、一流ハウスメーカーなので、保証やアフターメンテナンスも十分に期待できます。
マイホームには、何よりも安心が欲しいという方には、お薦めのプランだと思います。
営業マンから提案するケースは少ない
このような企画型住宅に関しては、ハウスメーカーの営業マン側から提案してくるケースは多くありません。
各ハウスメーカーによって違いはあるでしょうが、わたしが勤めていたハウスメーカーでは、企画住宅の契約を取っても、利益が少ないため契約件数が0.5件としか計上されなかったのです。
もちろん、営業マンにも月数件という契約ノルマがありますので、営業マンにとってはできる限り避けたいのが企画型住宅なのです。