私は過去に、某大手ハウスメーカーと不動産会社の両方で営業経験があります。
なので、断言できるのですが、ハウスメーカーや工務店の営業マンの多くは、一般的に公開されていない秘密の売地情報を持っていることがあります。
つまり、このお客さんは土地さえ見つければ、確実に請負契約が取れるという場合にだけ繰り出す必殺アイテムのようなものです。
不動産会社が公開している情報は確定情報だけなのです
なぜ、一般公開されていない売地情報をハウスメーカーや工務店の営業マンが持っているのかというと、ズバリ情報源は不動産会社です。
不動産会社が、インターネットサイトや不動産情報誌などで、一般公開している情報は確定情報に過ぎません。
つまり、売却を計画している段階の情報は、キャンセルになった場合など、後々保証問題などに発展する可能性があるため、公開することを控えているのです。
例えば、親が所有している駐車場があるけど、所有者である父が亡くなったため、売却を検討しているが、相続などの問題が片付くまで待ってほしいなどという物件があったりします。
このような情報は、一般的には公開されませんが、親交があるハウスメーカーや工務店などには、マル秘情報としてFAXやメールで知らされます。
また、不動産会社の営業マンが、ハウスメーカーや工務店で個人的に付き合いがある営業マンのみに対して、情報を流していることも珍しくありません。
ただし、このような裏情報は、情報源が不動産会社だから安心できるのです。情報源が個人の不動産ブローカーという場合もありますので、十分に注意してください。
お得情報だからといって、飛びつくのはとても危険です。シッカリと調査や現地見学を行ってから冷静に判断するようにしましょう。