土地情報の正しい見方

今回は不動産情報誌や不動産サイトなどに掲載されている土地情報の項目について、簡単に説明していきたいと思います。

土地情報の各項目を簡単解説

1:価格

該当物件の価格であり、基本的に単位は「万円」で、税込の価格で表示されています。

2:坪単価

該当物件の価格を、1坪(3.3平米)に換算した金額のことです。

3:土地面積

該当物件を平米単位で表示しており、基本的には私道の面積は含まれません。また、登記簿面積と実測面積がありますので、詳しくは仲介業者に尋ねるようにしましょう。

4:坪数

該当物件の面積(平米数)を、1坪単位(3.3平米)に換算した数字のことです。
例)100平米の土地であれば、約30坪となります。

5:土地権利

所有地や借地など、その土地の権利形態が表示されています。

6:用途地域

都市計画によって決められている利用制限のことです。用途地域の区分により、建物の床面積や高さ等の制限を受けることになります。

7:建ペイ率

その土地面積に対して、建築することができる建物の上限面積が表示されています。
例)50坪の土地で、建ペイ率60%であれば、30坪の建物を建築することが可能です。

8:容積率

その土地面積に対して、建築することができる建物の延べ床面積が表示されています。
例)50坪の土地で、容積率が100%であれば、2階建住宅だとして、1階と2階の延べ床面積の合計が50坪まで可能となります。

9:接道状況

該当する物件に接している道路の方位や幅員が表示されています。

10:セットバック

該当物件に建物を建築する際に、セットバックが必要であるか否かが表示されています。セットバック必要となっている場合は、該当する土地の一部を道路として提供する必要があります。

11:現状

該当物件の現在の状況が表示されています。
例)「建物あり」「更地」「畑」「駐車場」などと書かれています。

12:地目

地目とは、登記簿に記載されている用途のことです。建物がある場合には、「宅地」、駐車場などの場合には、「雑種地」などと記載されています。

13:交通

一般的には、最寄りの駅から該当物件までの距離などが記載されています。徒歩であれば1分を80mで算出してあります。

14:引き渡し時期

売主が希望している時期が明記されています。現状が駐車場などでない場合は、「即日」となっているケースが多いようです。

15:情報公開日

一般的には、該当物件が売りに出された時期が明記されています。

16:特記事項

特記事項の欄には、時として重要な情報が掲載されていますので、必ず目を通すようにしておきましょう。

17:建築条件

「建築条件あり」と記載されている土地であれば、その土地に自分の好きなハウスメーカーで建物を建築することができません。土地の販売者が指定する建築会社で建物を建築する決まりになっています。

18:取引形態

該当物件と販売会社の取引形態が表示されています。一般的には「仲介」や「媒介」
と表示されています。ただし、該当物件の売主が販売会社である場合は「売主」と表示されており、売主となっている場合には仲介手数料が発生しません。

19:その他の項目

上記以外にも注目しておきたいポイントがあります。例えば、「ガス」や「上下水道」などの状況もチェックしておきましょう。

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