デキる不動産営業マンかを見極めるための質問例

不動産売却を検討するときに非常に大事になるのが、どの不動産会社に売却の依頼をするのかという点です。「信頼できる不動産会社」=「信頼できる営業マン」という考え方も出来るのではないでしょうか。

そこで、今回は信頼できる不動産会社と営業マンを見極めるためのテクニックなどを、簡単に紹介していきたいと思います。

頼れる営業マンの見極め方

複数の業者に査定の依頼をお願いしており、その中から最終的に売却の依頼をする業者を決めることになるのですが、「査定価格が一番高かったから」などという理由で業者選びをすると、なかなか物件が売れずに大変な思いをする可能性もあります。

査定の金額などではなく、信頼できる会社、信頼できる営業マンを見つけることを最優先することをお薦めします。信頼できる会社や営業マンを見極めるための質問を、簡単にめとめてみましたので、参考にしてください。

質問1:広告媒体や宣伝活動方法などを聞いてみる

  • 「専任媒介契約」や「専属専任媒介契約」を結んだ場合、どのような宣伝活動を行ってくれるのか?
  • どのような広告媒体で宣伝活動を行ってくれるのか?

など、詳しい内容を聞いておくようにしましよう。

また、月間にどれほどの宣伝活動費を使用しているのかも大事になってきます。単純に自社のホームページに掲載するだけの業者もあれば、新聞折り込みチラシなどで大々的に宣伝活動をしてくれる業者もあります。

質問2:査定金額の根拠を詳しく聞いてみる

物件の査定金額は、査定依頼をした業者によっては違ってくるはずです。

  • なぜ、この金額になったのか?
  • どのような査定方法で算出した金額なのか?

などを必ず尋ねるようにしましょう。査定金額に対して、明確な回答ができない業者は、単純に過去の取引事例だけを参考に決めている場合があります。

質問3:該当物件のセールスポイントを聞いてみる

「わたしの住宅のどのような点がセールスポイントになりますか?」という質問は絶対にしてください。査定依頼まで終わっている段階で、その住宅のセールスポイントひとつも言えないような営業マンであれば、営業能力がゼロだといわれても仕方ありません。

できれば、該当物件のセールスポイントなどを、書面に書きだしてもらい、他社の営業マンと比較すると、その営業マンがどれほど、あなたの住宅を理解しているのかが解かるはずです。

質問4:改善点などのアドバイスを聞いてみる

質問:3と同じような内容なのですが、「わたしの住宅で改善した方が良いポイントがあれば教えてください」という質問も効果的です。

  • 何処をどのように改善したら、売れやすいのか?
  • リフォームなどをしておいた方が良い個所などはないのか?

などのアドバイスを担当の営業マンに求めてみるのも得策だと思います。売買に慣れた営業マンであれば、該当物件をひと目みただけで、改善した方が良い箇所などを見抜く能力があるはずです。

質問5:貴社のセールスポイントを尋ねておく

そして、最後の質問は各業者のセールスポイントについてです。

  • 御社に売却の依頼をした場合にどのようなメリットがありますか?
  • 御社の売買におけるセールスポイントはどのような点ですか?

各業者によって、買取制度を設けている場合もあれば、仲介手数料を割り引いてくれる業者もあったりしますので、各業者の特徴をしっかり掴むようにしましょう。このような質問をぶつけることで、売却を依頼する業者選びがスムーズになるはずです。

仲介業者は具体的にどのような販売活動をしてくれるのか?

情報機関への登録

「一般媒介契約」であれば任意なのですが、「専任媒介契約」と「専属専任媒介契約」であれば、契約を結んだ業者は指定流通機構である「レインズ」へ物件を登録することが義務となっています。

このレインズに登録してくれるのか、登録してくれないのかによって、物件の販促活動は大きく変わってきますので、当然ですが売却希望者は、レインズへ物件登録してくれる業者を選ぶほうが絶対に得策になるのです。

自社ホームページなどでの宣伝活動

昨今の不動産会社は、ほとんどの会社が自社のホームページを持っています。そのホームページ内でも「お薦め物件」や「注目物件」などを掲載できるスペースがあります。

単純に物件情報を掲載してくれるだけでなく、どれほど目立つスペースに掲載してくれるかによっても、今後の販売活動に大きな差が出てくるはずです。

また、自社のホームページに限らず、地域の不動産会社は不動産情報サイトなどへも登録しています。このような不動産情報サイトでは、複数の不動産会社が賃貸物件や売買物件を登録していますので、より多くの情報サイトへ登録している不動産会社の方が有利に販促活動を行えるようになっています。

広告媒体への掲載

売却の依頼をする仲介業者が、販促活動として、どのような広告媒体を利用しているのかを知っておくことは凄く大事なことです。

新聞折り込みチラシや不動産情報誌など、多くの広告媒体がありますので、少しでも多くの媒体で宣伝活動してくれる業者の方がきっと有利に売却できるはずです。

教えてくれるかは業者によって違うと思いますが、月間でどのくらいの広告費を使っているのかを思い切って質問してみるのも良いのではないでしょうか?

見学会などのイベント開催

各見学会などのイベントを開くにも、宣伝広告費や人件費など、多額の費用がかかります。

「オープンハウス見学会」や「お手軽見学会」など、より多くのイベントを開いてくれる業者に依頼をした方が、物件の購入希望者がみつかりやすいのは容易に想像できることでしょう。

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