不動産売買でありがちなのが、売主側が年長者で、買主側が若年層というケースです。このようなケースは決して珍しいことではありませんし、それが問題という訳でもありません。
しかし、売主側にありがちなのが、「売ってやる」という姿勢で、買主側に接するケースです。内覧時など、いかにも上から目線で話しかけたり、会社の上司と部下のような口調で話をする人を多く見かけます。
これは、大きな間違いです。皆さんは気付いていないかもしれませんが、あくまでも買主側、または購入希望者は「お客様」なのです。
そんな、お客様に対して「君は仕事何やっているの?」とか「わたしはこの物件を新築で買ったんだよ」なんて自慢話をしているようでは、買主側から面倒くさい売主だなという印象しか持ってもらえません。
不動産の売買に大事なのは信頼関係
上記のように売主側が横柄な態度で接していると、買主側は絶対に良い印象をもってくれません。その時点で、商談自体が破談になってしまう可能性もありますし、運良く交渉まで進んでもお互いが歩み寄れずに、結局は破談になってしまうケースは少なくありません。
年上や年下というのは、不動産売買において何の関係もありません。売主側は、常に「買って頂く」というスタンスで購入希望者を迎えるようにしましょう。そのような謙虚な態度が、購入希望者に良い印象を与えます。
購入希望者が年下でも年上でも関係ありません。紳士的な態度と丁寧な言葉使いで購入希望者を迎えるように心がけておきましょう。
最後になりますが、もう一度言います。売主側は、「売ってやる」という気持ちではなく、「買って頂く」という気持ちで常に接するようにしてください。