売買が得意な不動産営業マンを探そう

中古マンションを購入する際に、不動産会社の仲介で購入する人は多くいると思います。
しかし、不動産会社も営業マンも慎重に見極めないと大変なことになります。

実際にわたしは長年不動産会社で営業マンをしていましたので、様々なトラブルを嫌という程みてきました。

そこで、今回は不動産会社の営業マンについての注意点をいくつか紹介していきたいと思います。

不動産会社の営業マンがすべてプロだとは思わない

不動産会社の営業マンは、不動産のプロなのだから全て任せておけば問題ない、という考えは間違いです。

不動産会社には賃貸にチカラを入れており、売買はほとんど扱ったことがないという会社や営業マンも多いのです。

実際にわたしが最初に働いていた不動産会社は、営業マンが4人ほどいたのですが、店長だけが売買の経験があり、他の営業マンは5年以上勤めているのに一切売買物件を扱ったことがない人たちばかりでした。

店長以外の営業マンが賃貸専門と言う訳ではなく、売買のお客さんも接客しているのですが、なにぶん売買物件を扱った経験がないので、契約にまで至らなかっただけで、普通に売買のお客さんも接客していました。

これは私が勤めていた不動産会社に限った話ではありません。同じような不動産会社は数多く存在しているのをわたしは長年の経験から何度も見てきています。

このような仲介業者に当たってしまうと、せっかくの好条件の物件に巡りあえても、申込みや融資の段取りなどで後手に廻ってしまい、他の経験豊富な仲介業者に横取りされてしまうなんてことも珍しくありません。

良い不動産会社と営業マンの見極め方

仲介してくれる不動産会社を選ぶ基準として、他の不動産会社が複数取り扱っている物件ばかりをホームページに掲載しているような会社は要注意です。

このような会社は基本的に自社で売買物件を抱えておらず、他の不動産から売買物件の情報を借りてきている場合が多いと考えられます。

また賃貸と売買物件の比率も大事です。賃貸物件は100件以上の情報を持っているのに、売買物件は3件しか掲載されていないなんて会社も要注意です。このような会社はやはり売買よりも賃貸にチカラをいれている不動産会社である可能性が高いと言えるでしょう。

営業マンがどれほど売買の経験があるのかを見極めるのは素人には困難です。そのような時には、融資や税金に関する質問をドンドンしてみてください。

構造や間取りなど、物件に関する情報というのは賃貸の経験があればある程度答えられるのですが、融資や住宅ローン減税などは売買の経験がないとスムーズに回答できないからです。

ホームページに掲載されていない物件情報を持っている営業マンを探せ

不動産会社の営業マンで、売買の経験が豊富であるか見極める方法としてオススメしたいのが、ホームページに掲載されていない売買物件の情報をどれだけもっているのかということです。

不動産の営業マンは経験が長くなると必ず隠しネタを持っています。これは自分で売主から直接仕入れたネタもあれば、これまでに付き合いがある他の不動産から仕入れたりします。

なぜこのように表に出ない情報があるのかというと、売主が相続した物件で時期を見計らっていたり、近所に知られるのが嫌なので、内密に買主を探してほしいなどという要望があるからです。

このような極秘の情報は売買取引が豊富でなければ掴めませんし、他の不動産と良質な関係を築いていないと仕入れることができません。

実際にわたしも売買を得意としていた営業マンの1人なのですが、他の不動産会社から売買に関する情報を得るには、過去にその不動産が抱えている売買物件を仲介して実績を作るしかありません。

それと売買が得意な営業マンは常に競売物件のチェックも欠かしません。競売物件に関する最新の情報を持っている営業マンは、売買が得意な営業マンだと言って良いでしょう。

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