中古マンションを契約する際に必要な諸経費の金額は?

中古マンションを購入する際の諸費用について説明していきたいと思います。
おおまかな金額として、購入する物件価格の1割程度が必要になると思っておいた方が良いでしょう。

中古マンション購入に関する諸費用は、細かく説明すると印紙代から融資の保証料など数多くありますので、今回は諸費用を「契約時」「物件引き渡し時」「融資実行時」という3段階に分けて説明していきたいと思います。

今回は物件価格2500万円、住宅ローン借入れ2000万円の30年返済、という設定で説明していきます。

契約時

契約時に必要になる諸費用は、大きく分けると「印紙代」と「仲介手数料の50%」の2つです。

印紙代は契約書に貼付する分と、住宅ローン融資に使用する分が必要となりますので、25000円程度が必要になります。

さらに仲介手数料ですが、物件価格(2500万円×3%+6万円)×消費税=85万円となりますので、その半分の425000円が必要です。

一般的には仲介手数料は契約時に50%、引き渡し時に50%を支払うようになります。

物件引き渡し時

物件の登録免許税が必要になります。登録免許税の費用は、物件の固定資産税評価額に一定の利率を掛けて算出されます。
2500万円ほどの物件であれば、おおよそ10万円くらいを見込んでおけば大丈夫ですが、司法書士の費用まで考えると20万円〜30万円ほど掛かると思っておいてください。

そのほかにも固定資産税の精算が必要になります。売主と買主で購入月に対して負担割合を決めて支払うようにしましょう。念の為に10万円ほどの費用を考えておくと問題ないでしょう。

そして最後が残り50%分の仲介手数料425000円です。

融資実行時

住宅ローンの諸費用は、借入れを行う金融機関によって違いますので、あくまでも参考例として考えてください。

必要になる諸費用は下記にまとめてみました。

  • 事務手数料・・・・5万円(印紙代含む)
  • 抵当権設定費用・・15万円(司法書士報酬含む)
  • 保証料・・・・・・35万円(事務手数料含む)
  • 火災保険・・・・・10万円
合計諸費用
  • 契約時・・・・・・45万円
  • 物件引き渡し時・・72万円
  • 融資実行時・・・・65万円
  • 合計・・・・・・・182万円

上記のような金額が考えられますが、この他にも引っ越し費用や家財道具を購入するとさらに費用は掛かることになります。

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