数ある物件の中から気に入った物件がみつかったのであれば、早急に購入申込みを済ませることをオススメします。

購入申し込みとは、物件を購入する意思があることを売主側に伝えるための大事な書類です。

この書類を提出することで、他に買いたいという人が現れても優先的に交渉することができますので、気に入った物件であれば他の方が購入申込みする前に手続することをオススメします。

一般的には購入申込み時に、「申込証拠金」として10万円ほど収めるようになっていますが、仲介業者によって金額がマチマチですので、事前に確認しておくようにしましょう。

購入申込み後にキャンセルは出来るのか？

購入申込みを記入した後でも、正式な売買契約書を交わす前であれば当然キャンセルすることは可能です。また支払っていた申込証拠金も全額返還してもらえますので、安心してください。

ただし仲介業者のなかには、「他にも買いたいというお客さんを断ったのだから迷惑料として申込証拠金は返還できない」とか、「購入申込書にキャンセルの際はキャンセル料として証拠金の返済はできないと書かれている」などの理由で証拠金の返済を断ってくる業者もあります。

これは完全に違法です。あくまでも購入申込みであって売買契約ではありませんので、キャンセル料などは一切発生しません。

業者によっては購入申込書が契約書となるなどの言い訳をしてくる場合がありますが、宅建業法では契約時に重要事項説明書を交わすことが義務付けられているので、購入申込書だけでの契約というのは絶対にありえません。

購入申込書を記入する際に万が一キャンセルすることになった場合には、「申込証拠金はどうなりますか？」と確認しておくことをオススメします。

ただし、正式な売買契約後にキャンセルした場合には、支払っている購入申込証拠金も手付金も返還されませんので注意してください。