新築分譲マンションの場合は、売れ残った物件でないと価格の値引きなどには応じてくれませんが、中古マンションの場合だと比較的簡単に値引きに応じてくれる場合が多いようです。
基本的に中古マンションの販売価格と言うのは、仲介業者が市場価格や実勢価格を考慮して決定するのですが、最終的には売主の意向が大きく反映されることになります。
つまり、市場価格や実勢価格では2000万円が適正な売却価格であっても、売主が2200万円で売りたいと言えば2200万円で売りに出されることになりますので、値引き交渉をする際には売りに出されている物件が適正な価格なのかを調べることが重要です。
実勢価格や市場価格を調べるには、インターネットサイトを利用することで比較的簡単に調べることができますので、ぜひ購入を検討している物件がある場合には調べてみましょう。
売却理由によっては値引きしやすい物件もある
値引き交渉する上で欠かせないのが売却理由を聞きだすことです。
転勤が理由だったり離婚が理由などの場合には、売り急いでいる可能性が高いので、比較的値引きに応じやすくなります。
また売りに出された時期なども調べてみましょう。一般的に売りに出して3ヶ月を過ぎている物件は、売り主側も、価格を下げてみませんかと仲介業者から提案されているはずです。
物件が売りに出されて3ヶ月目、6ヶ月目というのは値引き交渉が一番しやすい時期でもあります。
仲介業者によっては簡単に値引きに応じる場合がある
わたしも実際に不動産会社で働いておりましたので、中古マンションの売買も数え切れないほど行ってきました。
わたしの個人的な経験から言わせていただくと、中古マンションの場合だと全体の8割〜9割は値引きが実現していました。
値引き額や値引き理由などは物件によって様々でしたが、一番多かったのが10万円台の切り捨てです。販売価格が2480万円の物件であれば80万円差引いた2400万円という訳です。そのつぎに多かったのが販売価格の5%〜10%程度の値引きです。
ココだけの話しなのですが、仲介業者には2種類あり、まじめに適正価格で売りに出している業者と、あらかじめ値引きを想定して10%程度高く売りに出している業者があります。
ですので、値引きの理由になるようなネタが何も見あたらなくても、ダメ元でまずは値引き交渉をしてみるのも良いでしょう。
ただし、最初から無謀な値引き金額を提案すると、売主にも仲介業者にも嫌われてしまいますので、まずは10万円単位の端数くらいから始めてみることをオススメします。