中古マンションが売り出される際の価格の決め方

今回は中古マンションの売り出し価格がどのような感じで決められているのかを紹介していきたいと思います。

販売価格の決め方

中古マンションの価格は、別記事の「中古マンションの適正価格を知る」で紹介しているように、過去の取引状況から実勢価格や市場価格を参考に、大筋で適正な金額を決めることから始めます。

適正価格を決定した後に、物件のプラスポイントとマイナスポイントを細かく金額に反映していき、最終的な売り出し価格がきまります。

プラスポイント・マイナスポイントを反映する

中古マンションのプラスポイントやマイナスポイントとなる例を紹介します。

まず立地や周辺環境が充実している場合には大きなプラスポイントとなります。駅まで徒歩10分以内であったり、徒歩圏内に大型のスーパーなどがあるのが望ましいです。

日当たりなどの面から、当然南向きの物件はプラスとなります。東西を向いていたり、北向きの物件はマイナスと評価されてしまいます。

さらに共用部分の施設が充実していると大幅にプラスポイントとなります。最近ではマンション内にコンシェルジュが配属されていたり、スポーツジムが設置されている物件なども珍しくありません。

大幅なマイナスポイントとなるのが、築年数が15年以上経過しているにも関わらず、外壁の塗り替えや大幅な改修工事が行われていない物件です。

このように、プラスポイントやマイナスポイントを細かく適正価格に反映させて最終的な売り出し金額を決定するのですが、売主の希望も当然反映されます。

仲介業者が適正価格やプラス・マイナスポイントを考慮して売り出し価格を2000万円としても、売主側がどうしても2200万円以下では売りたくないと主張すれば、仲介業者は2200万円でしか売り出すことが出来ません。

つまり、売り出し価格が必ずしもその物件の妥当な販売金額ではない場合もあるということです。

不動産を高く売却したければ仲介業者選びが重要! 一括見積もりサイトを使って引越し料金を限界まで安くする方法

  このエントリーをはてなブックマークに追加