中古マンションの見学時は室外もチェックしよう

内覧時に室内にばかり気を向けがちですが、中古マンションの場合には室内以外にもチェックしておきたいポイントが多数あります。

今回は室内以外のチェックポイントをまとめてみましたので参考にしてください。

外観や外壁

外観は資産価値の面から考えても非常に重要です。外観が汚いのにマンション内が綺麗という物件は基本的にありません。

外壁についても細かくチェックしておきましょう。コンクリートにクラックと呼ばれるヒビ割れが発生していないか、タイルなどが剥がれたままの状態になっていないか、などをチェックしてください。

土地の権利

分譲マンションは基本的に専有部分の権利を買うという事になります。では土地の問題はどうなっているのかご存知ですか?

一般的に分譲マンションが建っている土地には、所有権が認められている「敷地権」と、所有権が認められていない「借地権」という2種類があります。ほとんどのマンションでは敷地権で設定されているのですが、まれに借地権の分譲マンションが売りに出されていることがあります。

当然ですが、所有権が認められている敷地権の物件を購入することをオススメします。

賃貸と空室の有無

マンション全体の空室の数や、賃貸として貸し出している物件の数も忘れずに聞いておきましょう。

売りに出されているのか、賃貸人を募集しているのかはわかりませんが、空室が多い物件だと毎月の修繕積立金や管理費の不足が不安視されます。

また、賃貸が多い物件では住人のモラルや管理費滞納などの心配も出てきます。

ペット飼育

ペットの飼育を検討している場合は当然ですが、ペットの飼育は考えていないという人でも、ペット飼育に関する規約は絶対に確認しておきましょう。

分譲マンションではペットの飼育が禁止されている場合でも、内緒で室内犬や猫などを飼っている世帯が多くあります。

また逆にペットの飼育が黙認されている物件でも、管理組合の意向により、ある日突然ペットの飼育が禁止される物件もあります。

ペットの関する管理規約と、現居住者のペット飼育状況を出来る限り把握しておくのも重要です。

建築会社

該当マンションを建設した会社と販売した会社は、絶対に調べておきたい項目のひとつです。

なかには建築した会社や販売した会社がすでに倒産しているなんてケースも珍しくありません。そのような場合にアフターサービスやメンテナンスがどのように行われているのか必ず聞いておきましょう。

駐車場

2台目以降の車の駐車場は確保できるのか、近隣に月極めの駐車場があるのか、などを調べておくようにしましょう。

分譲マンションでは来客用の駐車場が完備されている場合が多いのですが、居住者が勝手に利用していないかなどもチェックしておきましょう。

物件を数回見に行って来客用の駐車場にいつも同じ車が止まっている場合などは要注意です。

エレベーター

高層マンションになるとエレベーターラッシュと呼ばれる現象が起こります。
エレベーターラッシュとは、朝の通勤通学の時間にエレベーターが混み合う状況のことです。最悪の場合にはエレベーターに乗るだけで5分〜10分の時間を要する物件もあるそうです。

エレベーターの設置台数やメンテナンスの頻度などを調べておきましょう。

防犯・セキュリティー

エントランスやエレベーター内に防犯カメラが設置してあるのは今では常識です。防犯カメラの設置場所や台数はもちろんですが、契約している警備会社が緊急時にどのような対応をしてくれるのかなども調べておきましょう。

管理状況

管理人が常駐している物件では、管理人が在中している時間帯や管理人不在時の緊急連絡先などがしっかり決まっているのかも尋ねておきましょう。

しっかり管理が行われているのかは、駐車場やゴミステーションを見てみるとよくわかります。
駐車場にゴミが散乱していたり、ゴミステーションに綺麗に清掃されていない物件などは、管理体制が正常に機能していない可能性があります。

管理はマンションそのものの資産価値まで影響する大切な項目です。気になる部分はドンドン質問するようにしましょう。また管理組合の運営状況や理事の選出方法なども聞いておくと良いでしょう。

売主の情報

売主の情報を聞かない方が多くいますが、絶対にNGです。売主はどんな方でなぜ売りに出すのかなど、素性や理由はしっかりと聞いておきましょう。

売主が管理費や修繕積立金などの滞納をしていないかもしっかり調査してもらいましょう。

不動産を高く売却したければ仲介業者選びが重要! 一括見積もりサイトを使って引越し料金を限界まで安くする方法

  このエントリーをはてなブックマークに追加