中古マンション選びのポイント

中古マンションの購入へ向けて物件選びのポイントとなる項目を紹介したいと思います。

今回紹介しているポイントは、中古マンション選びには大事なポイントばかりですが、その中でもあなたなりの順番をつけていくことで、物件選びをよりスムーズに行うことができるようになるはずです。

立地条件

物件選びの最重要項目の一つとなるのが立地条件だと思います。選ぶ物件によって通勤や通学、毎日の買い物などの利便性が大きく変わってしまいますので、最も慎重に検討するようにしましょう。

立地条件に関しては建設地が決まっている新築マンションに対し、中古マンションの方が色々な地域で探すことができる分、好条件で探せる確率はが高くなります。

間取り(広さ)

立地条件と並びマンション選びの重要項目にあげられるのが間取りです。希望の立地や予算であっても、家族の希望にそぐわない間取りでは検討する価値は大きくダウンしてしまいます。希望の地域に希望の間取りが見つからない場合には、「立地」と「間取り」のどちらを優先させるのかを決めておく必要があります。

新築マンションの方が1LDK〜3LDKまで幅広く販売されている場合が多いので、中古マンションよりも間取りに関する希望は叶いやすいと思います。

管理状況

中古マンション探しで必ず押さえておきたいポイントが該当物件の「管理状況」です。

新築マンションの場合は管理が希望通りに行われるか入居するまでわかりませんが、中古マンションの場合、ある程度の管理状況を把握することが出来るので大きなメリットがあります。

中古マンションで物件案内されるときにチェックしておきたいポイントとしては、

  1. 自転車置き場
  2. ゴミステーション
  3. エントランスの掲示板

です。この3つをチェックするとある程度の管理状況を把握することができるはずです。さらに管理人が常に駐在している物件の場合には管理人に話を聞くこともオススメします。

築年数

中古マンションの購入で気になるのが築年数だと思います。中古マンションに限ったことではありませんが、築年数が経過してくるとそれなりにマンション自体の価値も下がっていますし、当然修繕が必要になってきます。

将来的に売却して住み替えの考えがあるのであれば、売却する時のことまで検討しておく必要があります。

ただし、築15年でまったく何も修繕や補修が行われていない物件よりも、定期的にメンテナンスしている築20年の物件の方が絶対にオススメですので、一概に築年数だけで選ぶのは大変リスクが大きいという事も覚えておきましょう。

安全性

中古マンションを購入する時の目安としてほしいのが、「昭和56年以降に建築されている物件を選ぶ」ということです。

昭和56年以降から現在まで、耐震基準に大きな変更点はありませんので、耐震性などを考慮すると昭和56年以降の物件というのが中古マンション選びの目安になると思います。

平成23年の東日本大震災の影響もあり、住居に対する安全面は今まで以上にシビアになっていくことが予想できます。安全面が確保できていない物件では、今後売却することも賃貸することも非常に困難になっていきます。

耐震構造以外で気をつけて欲しいのが体調面の問題です。中古マンションは少しでも良く見せようと内装をリフォームしている物件も少なくありません。これによってシックハウスなど体調面の問題が増加しています。

リフォームしたての物件からは、ホルムアルデヒトなど多くの物質が発生しています。これによりシックハウスを引き起こす可能性があります。物件見学の際にはなるべく家族全員で行くようにして、家族の一人でも頭痛や鼻水、喉の痛み、目の痒みなどを訴える場合には、慎重に検討することをオススメします。

セキュリティー

最近では小さい子供狙った犯罪や女性を狙った犯罪が多発しています。そこで重要になってくるのが中古マンションの防犯セキュリティー状況です。

  • 入口にはオートロックが付いているか?
  • 管理人は常駐しているか?
  • ピッキング対策の鍵が付いているか?
  • 防犯カメラはどんな場所に何台設置してあるのか?
  • 警備会社との契約内容はどうなっているのか?

上記の項目は最低限しっかり把握しておく必要があります。さらに分譲マンションでは勝手に鍵の交換が出来ない場合が多くありますので、最新式の防犯機能が備わっている鍵に交換することが可能なのかをチェックしておきましょう。

周辺環境

立地条件と被ってしまうかもしれませんが、周辺環境という別項目を作ったのは、それほど生活環境が大事だということです。

  • 近くに子供が安心して遊べるような公園や施設があるのか?
  • 通学コースに危険な場所がないか?
  • 夜になると若者が溜まるような環境がないか?
  • 夜中になると暴走族や大型運送トラックの騒音問題が起きていないか?

このような項目をしっかりチェックしておきましょう。

つまり、物件選びのポイントは昼だけでなく、夜にも周辺環境を確認しておく必要があるということです。とくに夜に周辺環境を視察する際には若者が溜まりやすい週末に行いましょう。

入居者

小さいお子さんがいる家庭の場合には、同年代のお子さんを持つ家族がどれくらい入居しているのかというのも非常に重要になってきます。入居者がいれば積極的に話しかけてみるようにし、管理人さんに話を聞けばある程度の入居者情報を仕入れることが出来ると思います。

また夜に見学にいくことで、

  • 駐車場、および建物の周辺に決まった台数以上の車が駐車されていないか?
  • 自分が購入予定としている部屋の上下左右に夜遅くまで起きている世帯はないか?

などを調べることもできます。

さらに管理会社へ、管理費や積立金の滞納状況を確認してみるのも良いでしょう。これらの情報はこちらから質問しないと絶対に管理会社から率先して教えてはくれませんので、必ず質問するようにしましょう。(教えて貰えるかは管理会社にもよりますが)

滞納者の氏名などは当然教えてもらえませんが、全体的な滞納状況などは購入を検討しているのであれば聞いておく権利はあるはずです。このように入居者状況を明確に確認することができるのも、中古物件ならではの特権です。

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