一概に中古マンションと言っても、築5年未満の築浅物件もあれば、築20年以上の物件もあります。
今回は中古マンションを購入する人がどれくらいの築年数の中古マンションを購入しているのかを紹介していきたいと思います。
築浅物件が人気
一般的に中古マンションは築5年以内の物件を「築浅物件」といいます。
中古マンションの購入を検討している人は、まずこの築5年以内の築浅物件に的を絞って探すそうです。
築浅物件のメリットはキッチンなどの設備類が比較的新しく、リフォームなどの追加工事が当分の間は発生しにくい所にあります。
しかし、実際には価格面で割高な物件が多く、実際に購入する際には築6年〜10年くらいの物件を購入するという人が多いそうです。
築20年以上の物件
築20年以上経過しているとだいぶ古く感じるかもしれませんが、不動産流通機構が発表している中古マンション購入者の統計データによると、ここ10年くらいでは築6年〜10年の次によく売れているのが築20年〜25年の物件だそうです。
築20年以上の物件という括りだと、中古マンション購入者の3人に1人の割合で購入しているというデータがあります。
さらに、ここ3年以内のデータをみると、築30年以上という物件を購入する人が急増しているそうで、築20年〜25年の物件よりも購入者を増やしているという現状です。
過去一番人気の物件は築6年〜10年未満の物件である
5年以内の築浅物件や築20年以上の物件が売れているのは事実なのですが、やはりいつの時代でも常に高い人気を誇っているのが築6年〜10年未満の中古マンションです。
中古マンションは築5年までを築浅物件と呼ぶということを紹介しましたが、この5年を過ぎると中古マンションの価格は一気に下がります。
あくまでも一般的な統計なのですが、築5年以内の築浅物件と築6年〜10年未満の物件を比較すると、築6年以上の物件のほうが築5年以内の物件に比べて2割ほど販売価格が安くなるそうです。
購入者の経済状況やライフスタイルなどは人それぞれ違いますので、どれくらいの築年数の物件を購入するのが正しいという答えはありませんが、築浅物件や築20年以上の物件などいろいろと検討した結果として、築6年〜10年未満の物件を選ぶ人が一番多いということが中古マンション選びのヒントになるのではないでしょうか。