お互いの条件が一致すればいよいよ正式な売買契約となります。
売買契約時には多数の書類がありますので、必ず不明な点などは質問するようにしましょう。細かくチェックしているとかなりの時間が掛かってしまいますが、仲介業者側も時間が掛かることは想定していますので、気にする必要はありません。
契約時のチェックポイント
最初に行うのが重要事項説明書の内容確認です。重要事項説明書は、その名の通りに最も重要な項目でもありますので、慎重にチェックしていきましょう。
宅建主任者が書類の内容を読み上げながら説明してくれますので、不明な点や事前打ち合わせと相違している点などがあれば遠慮なく申し出ましょう。
その後は付帯設備表のチェックへと移ります。付帯設備表では照明器具やエアコンなどを取り外すのか、そのまま残していくのかなどが細かく書かれていますので、慎重にチェックしておきましょう。
これらの書類関係のチェックが終わり、署名捺印が終了すると手付金の支払いへと移行します。手付金は一般的に物件価格の1割〜2割程度となっています。
ただし物件価格の全額を住宅ローンから借り入れるような場合には事前に相談しておくようにしましょう。
契約書は非常に複雑で専門用語なども多数使われています。あまり不動産に詳しくないのであれば、契約の1週間前くらいに契約書を預かり、有料になりますが専門家へチェックをお願いするのもひとつの方法だと思います。
契約時に用意するもの
売買契約時に用意するものとして一般的なものでは以下のようなものがあります。
- 実印と印鑑証明
- 手付金や印紙代などの現金
- 運転免許証など本人確認できるもの他
購入する側としてはこれくらいですが、仲介業者によって異なりますので、事前に確認しておくようにしましょう。
売買契約後のキャンセルは多額のキャンセル料を支払わなくてはいけない場合もありますので、契約は慎重に行うようにしましょう。