中古マンションを購入する前に調べておきたい価格の種類

中古マンションの購入を検討するときに気になるのが、現在検討している中古マンションの販売価格が本当に適正な価格なのかということではないでしょうか。

中古マンションの場合だと、今月売買契約したのに翌月同じマンションから同じ間取りの部屋が1割〜2割も安く売りに出されたという事はよくあります。
このように悔しい思いをしない為にも、購入前に該当物件が本当に適正価格なのかをシッカリと調べておく必要があります。

そこで今回は中古マンションの適正販売価格を調べる方法として「実勢価格」と「市場価格」について簡単に説明していきたいと思います。

実勢価格とは

実勢価格とは、実際に成立した過去の取引価格を平均的な金額に直した価格のことです。
この実勢価格はインターネット環境があれば簡単に調べることができます。

不動産関係者なら誰でも知っている「レインズ」というサイトがあります。レインズとは不動産流通機構という日本全国の不動産組織で作られているサイトですので、会員登録や利用料などは一切必要ありません。
地域や築年数、間取りなどを指定するだけで、誰でも簡単にその地域一帯の実勢価格を知ることができる便利なサイトです。

市場価格とは

市場価格とは実際に取引されている価格のことをいいます。つまり、実勢価格では2000万円が相場とされている物件でも、人気があれば2200万円でも買いたいと申し出る人はいるはずです。

このように売り手側と買い手側の需要と供給が一致している場合には、当然その価格で売買されることになり、その後も同じ地域で同じような物件が売りに出ると、その地域では2200万円前後での取引が行われることになります。

もう少し噛み砕いた言い方をすると、A店という大手家電量販店にテレビを買いにいくと店頭価格が10万円となっていても、隣のB店が同じ商品を9万円で販売していた場合、A店は同じ9万円に価格修正すると思います。これが市場価格というわけです。

このように実勢価格と市場価格を的確に調べることで、あなたが購入を検討している中古マンションが本当に適正な価格なのかを調べることができますし、検討している物件が無くても、あなたが購入を検討している地域の相場を事前に知ることができますので、資金計画を立てやすくなるはずです。

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