中古マンションの管理体制が将来的な資産価値を決める!?

新築分譲マンションを購入する場合、管理体制などは住み始めてみないとわからないというデメリットがあるのですが、中古マンションだと実際に管理状況や管理体制を把握してから購入出来るというメリットがあります。

管理体制がしっかりしているマンションと管理がおろそかになっているマンションでは、売却したり賃貸で貸し出すときの価値も大きく変わってきます。

まわりの分譲マンションと比較して管理がしっかりしているマンションだと、資産価値も高く評価してもらうことができるのです。

そのため、新築・中古に限らず、分譲マンションを購入する際には管理体制がしっかりしているマンションを選ぶのが一番重要なことです。

中古マンション購入の際にチェックしておきたい管理ポイント

それでは中古マンションを購入する際にどのような管理部分をチェックすれば良いのかを紹介していきたいと思います。

まずはチェックポイントをまとめてみましたので以下をご覧ください。

  • チェック1:エレベーターや廊下など共用部分を確認する。
  • チェック2:郵便ポストを確認する。
  • チェック3:エントランスの掲示板を確認する。
  • チェック4:駐輪場・駐車場を確認する。
  • チェック5:修繕計画や積立金の確認。

最低でも上記の5項目は必ず確認しておくことをオススメします。
それぞれのチェックポイントなどは下記で詳しく説明していますので参考にしてください。

エレベーターや廊下など共用部分を確認する

もっともシンプルなチェック方法が、エレベーターや廊下、エントランスなど住民全員が使用する共有部分を確認することです。

共有部分がしっかり清掃されており、電球や蛍光灯などが切れていないかを細かくチェックしておきましょう。

実際にわたしも不動産会社で長年働いておりましたが、管理がしっかりしている物件は必ずマンション全体の清掃がしっかり行われていました。

敷地内に植木などがある物件は、植木の手入れがしっかり行われているかも重要なチェックポイントになりますので、見落とさないようにしましょう。

郵便ポストを確認する

マンションの管理機能が正常に機能しているのか確認する方法として、非常に有効なのが郵便ポストを確認することです。

とくに管理会社が管理人を設置しているような物件であれば、管理人がどれほどマンション管理に熱心であるかが一目瞭然です。

基本的に管理人というのは、空室がある場合には何号室が空室となっているのかを把握しています。ですので、空室となっている部屋の郵便ポストに広告チラシなどが溜まってくると排除するようになっています。

さらに空室でもないのに郵便ポストに大量の郵便物が溜まっていると、居住者に何かあったのではないかと心配になり、入居者を尋ねてみるのも管理人の仕事です。

このようなことから、古いチラシなどが大量に投函してある郵便ポストがあるということは、管理人や管理会社が上手く機能していない可能性があるということになりますので注意が必要です。

エントランスの掲示板を確認する

エントランスには掲示板が設置してある場合が多いので必ずチェックしておきましょう。

この掲示板にはマンション住人に向けた様々な連絡事項が掲示されているはずです。
すでに実施日が過ぎているような古い連絡事項が掲示されていたり、ペットの糞に関する注意点など、低レベルの注意事項などが掲示してある場合には住人のモラルを心配する必要があるでしょう。

またエレベーター内に連絡事項などを掲示している物件もありますが、このような物件もあまりオススメできません。

エントランスに掲示板があるのにわざわざエレベーター内にまで掲示物を貼っているということは、掲示板が上手く機能していない可能性が高いということです。

ついでにゴミステーションも視察しておくことをオススメします。ゴミステーションは住人のモラルが一番現れる場所です。ゴミの分別方法やゴミ出し日などに関する注意事項が必要以上に貼ってある物件は要注意です。

駐輪場・駐車場を確認する

駐輪場や駐車場をチェックする場合ですが、まずはゴミが散らかっていないかをしっかりチェックしましょう。

管理がしっかり行き届いている物件は、駐車場や駐輪場までも綺麗に整理されているものです。

駐輪場にパンクしたままの放置自転車が置いてあったり、駐車場に不要になったバッテリーや使用済みタイヤなどが投棄されている物件は要注意です。

さらに駐輪場や駐車場まわりに、無断駐車などを警告する立て看板が設置してないかもしっかりチェックしておきましょう。このような立て看板が必要以上に設置してある物件では、来客者が無断駐車などを繰り返している可能性があります。

修繕計画や積立金の確認

管理がしっかり行われている物件であれば、修繕や改修なども計画的に行われています。
過去の修繕内容や今後の修繕計画を確認しておくことで管理組合がしっかり機能しているかを確認することができます。

また、管理を行っているのが不動産会社や販売会社なのか、それとも外部の管理会社に委託しているのかも非常に大事です。
当然ですが、外部の管理会社に委託している物件の方が、しっかりとした管理が行われる可能性は高いです。

修繕計画や修繕積立金の未払い状況などは、個人には教えてもらいない場合もありますので、そのような際には購入を検討している不動産会社や販売業者を上手く使うようにしましょう。

上記で紹介した5項目はあくまでも最低ラインのチェック項目です。
中古マンションと言っても決して安い買い物ではありません、いろいろと聞きにくい項目もあるかと思いますが、しっかりと自分の目と耳で確認してから購入するようにしましょう。

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