大手不動産情報サイト「SUUMO(スーモ)」さんが、実際に不動産売却を行った方へのアンケート調査を簡単にまとめてみましたので、参考にして頂ければと思います。
不動産を売却する理由のトップ3とは?
- 1位:今よりも環境が良いエリアに住みたかった・・・36.9%
- 2位:子供の誕生や成長に伴い、より広い家に住み替えたかった・・・31.1%
- 3位:現在の住まいに不満があったから・・・27.2%
他にも「マンションよりも一戸建てに住みたかった」「子供の通学に便利な場所に引っ越したかった」など、現在の生活よりも更に利便性を求める方、お子さんの成長に合わせたライフスタイルを望む方などが多かったようです。
売却の査定依頼をお願いした業者の数は?
- 1位:1社・・・30.1%
- 2位:2社・・・24.3%
- 3位:3社・・・18.4%
- 例外:3社以上・・・20.4%
- 例外:査定依頼はしていない・・・6.8%
正直、1社というのが1位だったのには驚きですが、良くみてみると2社以上に査定依頼した人が全体の6割以上を占めているのが解かります。
実際に売却を依頼した業者の数は?
- 1位:1社・・・73.8%
- 2位:2社・・・10.7%
- 3位:3社・・・6.8%
2社以上に査定依頼をした数が全体の6割以上を占めていたのに対し、実際に売却の依頼をした業者の数は1社が7割以上を占めている結果になっています。
不動産に売却の依頼をする場合には、他の業者へ売却の依頼ができない専任媒介契約などを結びますので、当然の結果といえば当然ですね。
売却依頼をお願いした業者を選んだ決め手は?
- 1位:知名度の高さ・・・35.6%
- 2位:信頼できる営業担当者だったから・・・33.7%
- 3位:地元の不動産事情に詳しそうだったから・・・27.7%
この結果をみてもわかるように、信頼できる営業マン、信頼できる地元の業者、そして誰でも知っている業者など、依頼する業者の決めてとなっているのは、やはり信頼や信用だと思います。
「査定金額が一番高かったから」というような安易な理由で業者を決めるのは、賢い方法では無いということが解かって頂けると思います。
売却が完了するまでに掛かった期間は?
- 1位:3ヶ月以上〜6ヶ月未満・・・23.3%
- 2位:1ヶ月以上〜2ヶ月未満・・・22.3%
- 3位:2ヶ月以上〜3ヶ月未満・・・19.4%
- 例外:6ヶ月以上・・・11.7%
全体の90%近くの人が、売り出してから6ヶ月以内に売却が完了していることになります。
つまり、あなたが物件を売り出してから6ヶ月以上経過しているにも関わらず、売却先が決定していないという場合、売り出し価格や依頼をしている業者に問題があるという考え方もできるのではないでしょうか。
査定価格と実際の売却金額について
- 1位:査定価格を下回った・・・40.6%
- 2位:査定価格とほぼ同額で売れた・・・30.2%
- 3位:査定価格よりも高く売却できた・・・29.2%
このように全体の7割強の人が査定価格と同額、もしくは査定価格以上で売れたと回答しています。
さらに、「どれくらいの金額が下回ってしまったのか?」「どれくらいの金額が上回ったのか?」というアンケートには、全体の50%の人が200万円未満という回答をしているそうです。
つまり、査定価格の+−200万円というのが、実際に売買されている金額という考え方ができます。
査定金額は、あくまでも売り出し価格の目安に過ぎませんが、査定価格よりも200万円以上高い金額を売り出し価格に設定するのは、あまり賢い方法ではないように思います。