住宅ローンと火災保険の関係

火災保険は住宅ローンを組む際に団体信用生命保険と同様に加入を求められます。
これは、30年以上という長期に渡る住宅ローン返済期間中に万が一のことがあった場合の保険として貸付金融側が加入を条件としている場合が多いからです。

住宅ローンを借りる際に建物や土地を担保として提供することになるのですが、万が一火災などで建物を焼失すると担保としての価値がなくなりますので、そのような不測の事態に備えて火災保険への加入を義務化している金融機関が多いのです。

住宅ローンにおける火災保険の質権設定とは

住宅ローンを組む際に火災保険に加入するとほとんどの金融機関で「質権設定」をされることになります。
「質権設定」ちょっと難しい言葉ですが内容はとてもシンプルです。
つまり、万が一火災などを起こしてしまった場合に、火災保険が降りることになりますが、この火災保険が優先的に住宅ローンの返済に充当されるというのが質権設定です。

火災保険の節約術

団体信用生命保険と違い火災保険の掛け金は30年で10万円前後なので意外と割安です。そのため、金融機関や住宅メーカーが勧める火災保険に言われるがまま加入する人が多いようですが、住宅ローンに付帯する火災保険は個人で加入しても問題ありません。

金融機関や住宅メーカーが勧める火災保険は一般的な火災や床下浸水時なども含まれているトータル保証型の商品が多いようです。しかし、分譲マンションの高層階で床下浸水の保障が本当に必要でしょうか?

このように不要な保障までパックになっているトータル保障型ではなく、本当に必要な保障だけをカスタマイズすることで火災保険費用を大幅に節約することができます。

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