元利均等とは

住宅ローンの一般的な返済法として多くの方が利用している返済方法が「元利均等」です。
元利均等とは、毎月の返済額を一定額に定めた返済方法です。しかし、返済開始当初は元金よりも利息分の返済割合が多くなっています。

例えば毎月10万円の返済でも返済開始当初は元金3万円に対して利息分が7万円となっていても、返済が進むにつれて同じ10万円でも支払い終了間際には元金8万円に対して利息分は2万円という風に、元金の割合が大きくなっていきます。

元利均等だと毎月の返済額が一定のため、生活設計を組みやすいというメリットがあります。

元金均等とは

元金均等とは毎月の元金返済額を設定しておき、その金額に利息分をプラスして返済する方法をいいます。

例えば3000万円で住宅ローンを組んだ場合に、元金均等で元金返済額を10万円と設定しておくと、最初の1ヶ月目は元金返済分の10万円に3000万円の1ヶ月分の利息をプラスして返済し、2ヶ月目には元金返済分の10万円に2990万円の1ヶ月分の利息をプラスして返済するとう方法です。

元金均等は返済開始当初の返済額が大きくなりますが、返済期間が進むにつれて毎月の返済額は大幅に減っていきます。

元利均等と元金均等の選び方

一般的には毎月の返済金額が一定である「元利均等」を選択する人が多いのですが、トータルの返済金額では「元金均等」の方が安くなるというのを覚えておきましょう。

例えば3000万円の住宅ローンを組み、30年の固定金利で考えた場合ですが、元利均等だと総返済額=3794万4098円なのに対して元金均等だと総返済額=3628万1144円とトータルでは160万円以上の違いがあります。

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