住宅ローン控除は別名「住宅ローン減税」や「住宅減税」と呼ばれることもありますが、正式には「住宅借入金等特別控除」という名称です。
住宅ローン控除とは
住宅ローン控除とは金融機関から住宅ローンの借入れをして住宅を購入し、一定の条件をクリアしている場合に年末の住宅ローン残高に対して税金の控除を受けることができるという制度です。
基本的には入居した翌年に税の申告をすることでサラリーマンなどの会社員ですと所得税の還付を受けることになり、個人経営などの自営業者は本来支払うはずの所得税から控除金額を差引いて納税することができます。
住宅ローン控除は時期が早い方がお得だと聞いたけど本当なの?
2012年現在では、特別控除適用期間は2013年までの2年間となっています。
2012年の入居開始だと年末残高限度額が3000万円ですので、税率1%をかけると年間30万円となり最大300万円の控除を受けることができます。
2013年入居開始だと年末残高限度額は2000万円ですので、同じ計算方式で10年間の最大控除額は200万円となります。
つまり住宅ローンの借入れが2000万円以下の場合には今年入居開始しても来年入居開始しても同じ額の控除しか受けることが出来ないという訳です。
本来住宅ローン控除は160万円が上限となっていますので2013年以降も減税額は減少してしまいますが、住宅ローン控除を受けることは出来ます。
住宅ローン控除は中古住宅でも受けられるの?
住宅ローン控除は中古住宅を購入した場合でも受けられますし、「省エネ住宅」「バリアフリー住宅」「耐震住宅」へのリフォームでも住宅ローンを利用していれば控除を受けることは出来ます。
ただし、住宅ローン控除は新築住宅でも中古住宅でもリフォームであっても本人が直接確定申告しなければ控除を受けることは出来ません。
自分は会社員だから毎年会社が年末調整してくれるから必要ないと思っている人もいますが、住宅ローン控除は年末調整で申請することは出来ませんので、必ず確定申告を行うことを忘れないようにしましょう。