ズバリ言ってしまいますが、フラット35には大きなマイナスポイントとなるようなデメリットはありません。

それほどフラット35は住宅ローンとして優れた商品であるのです。

しかし、重箱の隅をつつくようなことになってしまいますが、フラット35を利用するにあたって注意しておいたいことが数点ありますので参考にしてください。

すべての住宅で利用できる訳ではない

まずフラット35は全ての住宅で利用できる訳ではありません。住宅金融支援機構の基準をみたしている住宅だけが利用できる住宅ローンであることを忘れないようにしましょう。

繰り上げ返済の最低金額に注意

フラット35の特徴に繰り上げ返済手数料無料というものがありますが、フラット35の繰り上げ返済には最低金額が決められており100万円以上でないと繰り上げ返済を受付けてくれません。

融資実行日が決まっている

フラット35では融資の実行日があらかじめ決められてしまいますので、決済日などの調整が難しい場合があります。このためつなぎ融資など無駄な出費が出てしまう場合がありますので、決済日などの調整は慎重に行うようにしましょう。

返済負担率に注意

フラット35では年間の返済負担率が25％以内となっています。つまり月々の返済金額で考えると毎月100000円の返済を行うには月のお給料が400000円ないといけない計算になります。

そのため収入が少ない人は長期の返済計画を余儀なくされてしまいます。

実行金利に注意

そして最後になりますが、フラット35で多くの方がデメリットとして挙げているのが実行金利という点です。

これは、融資を申し込んだ時点の金利が反映されるのではなく、融資が実行される時の金利が最終的に反映されるという意味です。

そのため、注文住宅や新築分譲マンションなど完成までの期間が掛かってしまうような物件でフラット35を組む時には金利の動向にも注意が必要です。