商品と頭金のバランスを考えよう

インターネットの住宅ローンに関する情報サイトなどをみていると「頭金が0円なのですが住宅ローンを組むのは無理なのでしょうか?」という質問を多く見かけます。

今回は住宅ローンと頭金について考えてみたいと思います。

頭金0円でも住宅ローンは組めるのか?

頭金が0円でも住宅ローンを組むことは可能です。
ちょっと前までは住宅金融公庫で住宅ローンの融資を受けるには自己資金(頭金)が2割というのが絶対条件だったのですが、2012年現在では住宅金融公庫から名称を変更した住宅金融支援機構が扱っているフラット35という住宅ローンでは頭金が0円でも住宅ローンが組めるようになっています。

もちろん民間の金融機関でも頭金0円で住宅ローンを組める商品は数多くあります。

預貯金連動型住宅ローンという商品もある

上記で説明したように最近では頭金が0円でも住宅ローンを組むことは可能なのですが、頭金がある方がいろいろと有利であることに間違いありません。

例えば東京スター銀行が導入している「預貯金連動型住宅ローン」をご存知でしょうか?
この商品は東京スター銀行で住宅ローンを借りる際に東京スター銀行に預けている預貯金と同じ金額分には利息が発生しないというシステムです。

つまり、住宅ローンで2000万円借入れても東京スター銀行に1000万円の預貯金があれば実際に利息の対象となる住宅ローン額は1000万円だけということになります。

これだと金利2.50%だった場合でも実質金利は1.25%と変わりませんよね。つまり自己資金があるからと言って必ずしも頭金に充当する必要はないということです。

貯金額を全額頭金に使用するのは厳禁

住宅ローンの審査を通りやすくするために、少しでも多くの頭金を用意したいという気持ちはわかりますが、預貯金全額を住宅ローンの頭金に使用するのは絶対に厳禁です。

もし、一家の大黒柱が予期せぬ病気や怪我で長期療養が必要になったり、突然リストラされても大丈夫なように住宅ローンの頭金は計画的に考えてください。

最低でも万が一収入が途絶えても最低半年は無理なく暮らせるだけの預貯金は絶対に残しておきましょう。

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