住宅ローンを組む際に一番悩むのが金利の選択だと思います。「固定金利」にするのか「変動金利」にするのかで多くの人が頭を悩ませていることでしょう。
今回は、固定金利について簡単に説明していきたいと思います。
固定金利とは
固定金利とは、定めた期間は金利の変動が行われないローン商品のことをいいます。
固定金利には「期間固定金利」と「全期間固定金利」の2種類があります。
全期間固定金利とは、まさに字の如く借入れ期間中ずっと同じ金利が維持されるという商品で、期間固定金利とは3年、5年、10年など定めた期間のみの金利が固定されるという商品です。
当然ですが、変動金利よりも固定金利の方が金利が高く設定されていますし、固定期間が長くなればなるほど設定金利も高くなります。
固定金利のメリット
固定金利のメリットはなんと言っても返済額や完済額が計算出来る点にあります。
つまり、生活設計などのライフスタイルを容易に立てることが可能になるのです。
また、低金利時代になればなるほど、固定金利の方を選択する人が増えると言われています。
固定金利のデメリット
固定金利のデメリットは、期間固定金利で5年や10年を選択していた場合に金利の見直し時期に市場金利の相場が上がっている可能性があるということです。
場合によっては1.0%以上の金利上昇も十分にあり得る話です。
また変動金利と比べると金利額が高く設定されていますので、損した気分になる人もいるようです。
上記の内容を見て頂ければわかるように、2011年現在では経済不況により低金利化が進んでおり、住宅ローンを申し込む人の多くが固定金利を選択しているように思うでしょうが、実際には固定金利と変動金利の申込み数は半々くらいだそうです。
つまり、世間ではまだまだ景気の回復は見込めないと思っている人が半数くらいはいると言う事を意味していることになります。