少し前まではマイホームを購入するには最低でも物件価格の2割程度の頭金が必要だと言われていました。
これは当時の住宅ローン、とくに住宅金融公庫が物件資金の8割までしか住宅ローンを借りられなかったからだと思います。しかし、近年の住宅ローン商品をみていると物件価格の100%を融資してくれる住宅ローンも数多くあります。
つまり、自己資金は0円でもマイホームの購入は十分に可能という訳です。
頭金200万円未満が全体の5割を占めている
住宅情報サイトとして人気のSUUMO(スーモ)で面白いアンケートをみつけました。
このアンケートはマイホームを購入した年収400万円以下の世帯に頭金の額を調査した結果です。
調査結果だと頭金0円という世帯が26.0%で最多となっており、続いて200万円未満という世帯が23.4%となっています。
つまり、頭金0円と200万円未満を合計するとその比率は全体の49.4%と約半分を占めているのです。
頭金の有無による返済額の違いを検証
それでは頭金を300万円用意した場合の返済額の違いを検証してみたいと思います。
物件価格を3000万円と仮定します。金利は全期間固定の3.0%で返済期間は35年です。
頭金0円だと毎月の返済額115000円、総返済額4850万円
頭金300万円だと毎月の返済額104000円、総返済額4360万円となりますので、頭金0円と頭金300万円の場合だと総返済額は実に頭金の300万円を差引くと190万円の差額となります。
頭金を貯めるよりも低金利時代を見逃すな
近年は100年に1度の経済不況だと言われています。そのため住宅ローンの金利も超低金利時代を迎えていますし、国策として住宅エコポイントや減税など住宅購入の特典も多数実施されています。
つまり、これから5年、10年頑張って頭金を貯めるよりも低金利の今だからこそマイホーム購入のチャンスなのです。
この100年に1度のチャンスをみすみす見逃す手はありません。
近い将来、マイホームの購入を検討している方はまずは今すぐ行動に移してみることをオススメします。