自分がどれくらい住宅ローンを借りられるのか気になりますよね。そこで今回は借入れ可能金額を簡単に紹介していきたいと思います。
住宅ローンの返済は25%以内が理想
住宅ローンは「いくら借りられるのか?」というよりも「毎月いくらまでなら無理なく返済できるのか?」というのが大事になります。
いくら5000万円借入れすることが出来てもそれを返済出来なければ何の意味もありません。
毎月の返済額については一般的に月収の25%以内に収めるのが理想的だと言われています。
つまり手取り月収が30万円であれば、月々の返済額は8万円ということになります。
年収440万円の場合
それでは上記の月収30万円のうち毎月の返済に8万円を充てたとしてどれくらいの金額が借入れ出来るのかを紹介してみたいと思います。
借入れ条件は35年固定、金利3.0%、月々返済金額8万円、ボーナス払い20万円とします。
- (月収30万円×12カ月)+(ボーナス40万円×2回)=440万円
- 返済金額=月々8万円×12ヶ月+ボーナス払い20万円×2回
という内容であると借入れ金額はおおよそ3000万円となります。
しかし、同条件でも金利が変わると借入れ可能額も大きく変わります。
例えば金利が5.0%の場合だと2250万円、金利7.0%だと1770万円ほどになります。
さらに、ボーナス払いを0円に設定すると同条件での借入れ可能額は金利3.0%で2070万円、金利5.0%で1580万円、金利7.0%だと1250万円ほどに落ちてしまいます。
住宅ローン審査のワンポイントアドバイス
銀行などの金融機関に住宅ローンの相談に行く場合に覚えておいてほしいのですが、相談窓口で「いくらまで借入れ可能ですか?」と漠然と質問するよりも、収入と収出がわかる家計簿などから毎月の返済可能額を算出しておき「毎月の返済は〇〇万円まで可能なのですが、それだといくらほどまで借入れできますか?」と尋ねる方がはるかに融資担当者へのポイントも上がります。
何度も言っていますが、「いくらまで借りられるのか?」ではなく、「毎月いくらまでなら無理なく返済できる」というのを考えるようにすると借入れ可能額もおのずと見えてくるでしょう。