新築分譲マンションで多く採用されているキッチンスタイルは「クローズキッチン」と「対面式キッチン」の2種類です。
10年ほど前まではクローズ式のキッチンが主流だったのですが、最近では対面式キッチンが多くの割合を占めているようです。
対面式キッチンとは
対面式キッチンは別名カウンターキッチンとも呼ばれており、非常に人気が高く、現在の分譲マンションの7割強が対面型キッチンを採用していると言われています。
キッチンがリビング向きに設置してある為、料理をしながらでもリビングとのコミュニケーションを取ることが容易になっています。
特にまだ小さなお子さんがいる家庭では、料理中に目を離すことに不安を感じる人もいますので、いつでもリビングの様子が見られる対面式キッチンの方が安心です。
対面型キッチンのメリット
- リビングの様子がひと目でわかる
- コミュニケーションが容易に取れる
- カウンター付きだと後片付けが楽である
対面キッチンのデメリット
- 完全オープン型だとキッチン上部の収納が取れない
- 臭いがリビング全体に籠りやすい
- 収納スペースが意外と少ない
クローズキッチンとは
壁面に面したI型・L型キッチンというのが一般的なクローズキッチンのスタイルです。
無駄となるスペースが少ないということもあり、使い勝手を重視したいのであればこちらのクローズ式キッチンは非常にお薦めです。
しかし、キッチンが隔離された空間となっている為に、赤ちゃんや小さな子供がいる家庭には不人気のようです。
今でも一部の分譲マンションではクローズ型キッチンのI型というのが標準装備となっており、これをL型キッチンに変更したり、対面式キッチンに変更するというオプションが選ばれることがあります。
クローズ型キッチンのメリット
- 標準装備となっており、予算面で優れている
- 作業効率が非常に高い
- 収納スペースが豊富である
- リビングから見えないので来客時も安心
- リビングに臭いが付きにくい
クローズ型キッチンのデメリット
- リビングが見えないので小さな子供がいる家庭では料理に集中できない
- 臭いがキッチン内に籠りやすい
- キッチンからテーブルまでの動線が長い
- 対面式キッチンが人気の為、賃貸時や売却時のネックになる
キッチンスタイルは奥様のこだわりが最大限に反映される部分でもありますので、納得がいくまで間取りやスタイルを検討することお薦めします。