2013年8月、首都圏の分譲マンションが異常なほど売れている

不動産経済研究所の調査によると首都圏の新築分譲マンションが異常なほど売れているそうです。今、首都圏のマンション事情に何が起こっているのでしょうか?

首都圏ではマンション売り出し戸数が前年比150%アップ

首都圏で2013年の8月に販売が開始された新築分譲マンションの戸数ですが、4145戸となっており、2012年の8月と比べると53.3%増の販売戸数です。
わずか1ヶ月間にここまで多くの新築分譲マンションの販売が開始されたのは、2005年以降ですので、8年ぶりの快挙だそうです。

この数字だけをみて、景気が回復していると判断するのは早計かも知れませんが、実はさらに驚く数字も発表されています。その驚きの数字というのが、首都圏で販売されている新築分譲マンションへの申込み数です。

どれだけ多くの新築分譲マンションが販売されても、そのマンションが売れないことには景気回復とはいえません。しかし、ここ最近のマンション契約数をみて頂くと数ヶ月連続で80%以上の申込み数を達成しているのです。

つまり、2013年8月に4145戸の新築分譲マンションが販売されたのですから、そのうちの80%にあたる3300戸以上が1ヶ月以内に契約成立していることになります。

景気が低迷しているときには、新築分譲マンションの契約数は50%ほどだったこともありますので、徐々に景気が上向いている証拠だといえるでしょう。

億ション22戸が販売即日で完売

2013年9月現在、景気向上を伺わせるのは、マンションの販売戸数と成約率だけではありません。三菱地所が皇居のそばで建設を進めていた話題の「ザ・パークハウスグラン千鳥ケ淵」がついに9月16日に分譲計画にあった22戸の販売を開始したのですが、その22戸すべてが1億円以上の億ションだったにも関わらず、わずか1日だけで即日完売してしまったのです。

しかもその全ての物件が複数申込となり、結果として抽選での販売となりました。22戸の販売価格は一番低い物件で1億6千万円、一番高額な物件になると5億4千2百万円だったにも関わらず抽選倍率は10倍でした。

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