モデルルームを見学していると広々としたリビングルームや豪華なキッチン、高級な装飾品などにタメ息がでるような思いをすることかと思います。
「こんな素敵なお家が自分の物になるなんて夢のようだ」と心躍らせるものです。
しかし、モデルルームには大きな落とし穴があります。この落とし穴はどのモデルルームにも同じように存在していますので、決して甘い罠に掛からないように注意して下さい。
基本的にモデルルームというのは最上級グレードのお部屋と設備品で作られています。
俗に言われているオプション装備品です。
「オプション」とは標準価格にプラス料金を上乗せすることで購入することが可能になっている商品の事を指します。
オプション品に惑わされない為に仕様書をもらいましょう
お部屋の広さもシステムキッチンなども全て最上級グレードの場合が多いので、通常価格で購入すると部屋の広さはモデルルームよりもグンっと狭くなりますし、キッチンなども1ランク、2ランク下のキッチンが設置してあります。
ちょっと言い方は悪いですが、あなたがモデルルームで見た部屋とはきっと別物に感じることでしょう。
最悪の場合だと、モデルルームにはリビングルームに4畳半上がり和室があったけど、実際の完成したお部屋には和室のかけらも無いという場合もあります。
まれにモデルルーム全てを標準装備品で作っているマンション販売業者もありますが、これは本当にレアなケースです。親切な業者だとオプション品に解かり易く「オプション」と書かれたステッカーを貼ってくれていたりしますが、全ての業者がそうだとは限りません。
そこでぜひお薦めしたいのが、モデルルームの見学に行った際には標準装備品とオプション品が全て記載されている仕様書やパンフレットをもらっておくことです。
できればモデルルームに入ってすぐにもらい、実際にチェックしながら見て回ることをお薦めします。