あなたが購入を希望している地域に、希望の間取りの中古マンションが予算額以内で売り出された場合には、当然購入を検討する絶好のタイミングであることに間違いありません。
しかし、ここで注意して欲しいのが予算額です。
中古マンションを購入する場合に注目するべきところは販売金額だけでなく、住宅ローンの金利です。
つまり、「地域」「間取り」「金額」「金利」の4つがすべて揃った時がまさに購入するのに最高のタイミングだと言えるのではないでしょうか。
購入のタイミングと住宅ローン金利の関係
いくら中古マンションが新築物件よりも安いといっても2000万円〜3000万円という高価な買い物になります。
当然、住宅ローンを利用する人も少なくないはずです。そこで今回は住宅ローンの金利について少しアドバイスしておきたいと思います。
中古マンションを購入するときの予算が2500万円だとします。
当然希望している地域に理想の間取りの中古マンションが2500万円で売りに出されたら購入を検討するでしょう。
しかし、ここで注目するのは2500万円という販売価格だけではダメなのです。
住宅ローンの利用を考えているのであれば、金利が凄く大事になってきます。
住宅ローンで同じ2500万円を借り入れるにしても、金利が2.0%と3.0%では月々の支払い額や完済総額も大きく変わってしまいます。
それでは、借入金額を2500万円として25年固定金利で2.0%と3.0%を比べてみましょう。
金利が2.0%の場合
- 月々の支払い額 106000円
- 完済時総支払い額 3180万円
金利が3.0%の場合
- 月々の支払い額 118500円
- 完済時総支払い額 3550万円
あくまでも概算ですが、単純計算でも月々の支払い額で12000円、完済時だと総額で370万円もの差があることが理解できると思います。
ですので、中古マンション購入の際に予算額を決める際には、「予算は2500万円以内」といったように販売価格で決めるのではなく、「月々10万円以内」というように、返済可能額で検討するのが理想の手段だと思います。
2012年現在の住宅ローン金利はほぼ底辺に近い状態だと言えます。
金利が安い今こそ購入するタイミングだと言っても過言ではないでしょう。