自分のマイホーム（一軒家）を売却するのであれば、少しでも高く売りたい。そして早い段階で購入者が決まって欲しい！というのは、一軒家を売却する皆さんが同じように思っていることです。今回は早期売却のポイントと高値で売るためのコツを考えてみたいと思います。
このように誰もが同じことを思ってても、それをしっかり対策できているかは別の話です。ここでは一軒家を賢く売却する方法、そして少しでも高値で売る方法についてわかりやすく解説していきたいと思います。
一軒家を賢く売却するために売主がやらなければならないこと
一軒家を売却するための注意点として真っ先に言いたいのが、売却を依頼する不動産業者選びで絶対に手を抜かないことです。逆の言い方をすれば、ここさえしっかり手を抜かずにやっておけば後はどうにかなります。
- なかなか買い手がみつからない
- 売却価格を読み違えた
- 宣伝活動を十分にしてくれないので、問い合わせ件数が少ない
- 購入希望者から無理な値引き交渉を迫られる
これらのことは、不動産業者さえしっかり選定していれば悩まずに住む問題ばかりです。ではどのような不動産業者を選べばいいのか？そこが一番問題ですよね。業者選びのチェックポイントは以下の5点です。
- 素人にもわかりやすい言葉で説明してくれる
- 売買の経験が豊富である
- 担当営業マンが信頼できる
- レスポンスが早い
- 売却活動について明確なビジョンを示してくれる
とりあえず上記5点をチャックして、一番信頼できると思った不動産業者を選ぶようにしましょう。お店の規模や知名度で選ぶ人が多いのですが、そこは正直あまり重要ではありません。知名度が高くても営業マンが新人さんだったりすればマイナス評価の方が大きくなります。
「全国展開している大きな会社だから」とか「テレビＣＭもしていて知名度が高いから」という理由で不動産選びをしないように気を付けてください。
一軒家売買の経験が豊富な業者を選ぶこと
上記のなかでもとくに優先して欲しいのが、一軒家の売買経験が豊富な業者、そして経験豊富な営業マンを選ぶことです。同じマイホームでもマンション売買と一軒家の売買では全然違います。
ちょっと御幣がある言い方になりますけど、中古マンションの売買は新人営業マンでもなんとかなりますが、一軒家の売買となると新人営業マンでは手に負えないケースが数多くでてきます。隣地との境界問題だったり、雨漏りやシロアリの被害、さらにはリフォームの相談まで対応しなければなりません。
ですので、一軒家の売買経験が豊富な業者を選ぶことは絶対条件だと思ってください。それに一軒家の売買取扱い数が多い不動産業者には、それだけ購入希望者の顧客データが保管されているので、あっさりと買主が決まってしまう可能性も高いわけです。
1社だけに相談して決めたりしないこと
そしてもう1つ重要な注意点があります。それが売却の相談です。一軒家の売却で失敗するケースの多くが1社だけに相談して、そこの業者に売却依頼をお願いしてしまってることです。
必ず複数の業者から査定見積りを取り寄せ、より多くの業者と話をすることをおすすめします。知り合いが不動産業者を経営しているからそこに依頼するとか、友人が不動産会社で働いているからその会社にお願いするってのはダメだとは言いませんし、それでも良いと思います。しかし最終的に知り合いや友人がいる不動産業者に売却の依頼をするにしても、一括査定などを利用して複数の不動産業者の意見を聞いておくことは決して損にはなりません。話を聞くだけ聞いてみて、最終的に知り合いや友人がいる不動産会社に売却依頼をすれば良いだけの話です。
そうすることで売り出すときの価格を決める参考にもなりますし、色々な宣伝方法などを知ることもできます。その中で良い宣伝方法があればそれを知り合いの不動産業者にお願いしてやってもらえばいい話です。まずは1社でも多くの提案やアドバイスを耳を傾けることから始めてみてください。
一軒家を高く売るためのコツ
一軒家を高く売るためのコツは、いかにニーズがある価格を見極めることができるかに掛かっています。問題はそのニーズに近い価格をどうやって見極めるかです。簡単な方法としては査定額より20パーセントほど高値で売りに出し、徐々に値下げをしていくというやり方もあるでしょう。しかし、そのやり方では売却までに相当な時間が掛かってしまい効率的ではありません。
編集長が推奨するやり方としては、まずネットなどの一括査定サービスを利用して、5社〜10社くらいの見積り査定を取り寄せます。そして一番高値を付けている業者の査定を除き、2番目に高値の業者が出した査定をみることです。一番高値の業者を除外するのは、媒介契約欲しさにわざと高値の査定を出してくる業者があるかもしれないからです。
一括査定サービスでは、サイト運営業者が目を光らせているため、そのような釣り見積りみたいなやり方をする業者はほとんどいませんけど、それでも一応念のために一番高値の業者は除外しておきます。
ただし二番目に高値の査定を出した業者と媒介契約を結ぶように言っている訳ではありません。あくまでも売り出し時の価格を決める参考にしましょうという話です。実際に媒介契約を締結する不動産業者は信頼できると思った会社を選ぶようにしましょう。
高値で売るためのリフォームはしない
高値で売るためにリフォームをしてから売り出そうと考えている人が多くいますが、それは必要ありませんし、逆効果になってしまう場合もあるのでおすすめしません。リフォームしたからといって必ずしも高値で売れるとは限りませんし、リフォーム代の方が高くつく可能性の方が大きいです。
テレビＣＭなどで買取専門の業者がリフォームをしてから高値で販売しているようなことを言っていますが、あれは元々の家を相当安く買い叩いているから成り立つやり方であって、普通にマイホームを売却する場合には当てはまりません。
築年数が古い一軒家は建物を解体して更地にして売る
築年数が相当経過しているような古民家の場合、思い切って建物を解体して更地にしてしまった方が高値で売れるケースはあります。解体費用というのは皆さんが思っているより比較的安い金額で出来てしまいます。
なので、買主側から解体して新築の家を建てる考えなので、150万円ほど解体費用分として値引きして欲しいと交渉されたとしましょう。でも木造住宅であれば100万円前後で解体できてしまうので、値引きには応じず解体費用をこちら側で負担した方が結果として高値で売れることもあります。
実際に編集長が過去に取り扱った物件の中にも建物を解体して更地にしたことで、当初家付きで売り出していた価格より200万円高値で買い手が見つかったケースもあります。今はネットの一括査定サービスを利用すれば、同時に解体費用の概算も見積りしてくれたりしますので、古い建物がある場合は事前に解体費王としてどれくらい掛かるのかを知っておくことで契約交渉が有利になることもあるでしょう。
一括査定も多数多様のサイトがありますが、運営母体がしっかりしている一括査定サイトでなければ、登録業者の質に問題が出てきます。編集長がおすすめしている一括査定サイトを下記の記事で紹介していますので参考にしてください。
