住宅ローンの借り換えのメリット・デメリットについて

15年前の1997年当時の住宅金融公庫の住宅ローン金利は、当初の10年間が3.10%で1、0年目以後からは4.00%というように今の金利状況と比べると高金利だと言えるでしょう。

この時期に住宅ローンを組んだ人はまだ返済期間が20年ほど残っていますので、住宅ローンの借り換えを検討することをオススメします。

そこで今回は住宅ローンの借り換えについて、どのようなメリットがあるのかを簡単に紹介していきたいと思います。

借り換えの場合、保証料と団体信用保険料に注意する

住宅ローンの借り換えは、単純に金利だけの比較では失敗する場合もあります。

残りの返済期間や新たに住宅ローンを組む場合の保証料、繰り上げ返済手数料などの諸費用を計算したうえで検討するようにしましょう。

保証料は金利0.2%の計算で簡単に算出できます。つまり1500万円の住宅ローンを30年返済とした場合の保証料は約30万円ということになります。

さらに最近ではフラット35でも借り換えに対応してくれるようになっていますが、フラット35では団体信用生命保険料を別途支払うことになり、この金額を金利に換算すると0.3%だと言われています。表面的な金利に惑わされないように気をつけましょう。

金利差0.5%以上が最低条件

住宅ローンの借り換えを検討している場合、現在利用している住宅ローンとの金利差が最低でも0.5%以上ないとメリットがないと言われています。

例題をあげると借入れ残高2000万円、残り返済期間20年、現行金利3.0%、借り換え後金利2.5%で計算すると、完済時の減額利息は約118万円ということになり年間返済金額も6万円ほど減らすことが可能です。

つまり、保証料や団体信用生命保険料を支払っても完済時で考えると50万円以上の節約が可能になるという結果です。

住信SBIネット銀行のホームページで借り換えの試算が簡単に出来ます。

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