住宅ローンを利用してマイホームを購入した場合、購入した翌年に確定申告することで、納めていた所得税の一部を還付してもらうことができます。俗に言う「住宅ローン控除や住宅ローン減税」のことです。
ただし、これらの手続きは、申告制になっていますので、必ず自ら税務署に足を運び、確定申告の手続きを行わなければ、税金の還付を受けることはできませんので、注意してください。
年末調整と確定申告は違います
会社勤めをしている人であれば、企業側が年末調整をやってくれるので、確定申告をしたことが無いという人も珍しくないでしょう。しかし、マイホームを購入した翌年には、年末調整とは別に確定申告をする必要があります。
住宅ローン控除は、最大で10年間恩恵を受けることができますが、基本的にはマイホームを購入した翌年に1度だけ、確定申告をしておけば、その翌年からは勤めている会社の年末調整と同時に住宅ローン控除の手続も済ませることができるようになりますので、何もしなくても自動的に手続が完了してしまいます。
確定申告の際に必要となる添付書類
一般的に確定申告の時期は、毎年2月中旬〜3月15日となっています。しかし、住宅ローン控除の申請に関しては、確定申告が始まる2月中旬よりも早く受付をしてもらうことができます。一般の確定申告が始まってしまえば、税務署は連日大勢の人で混雑しますので、できれば、一般の確定申告がスタートする前に手続を終わらせておくのがベストだと思います。
ちなみに、住宅ローン控除を目的とした還付申請の手続きは、マイホームを購入した翌年の1月1日以降から受付けてもらえるようになっていますので、覚えておきましょう。
必要書類一覧
1:住宅ローン名義人の住民票
住民票は、居住開始時期を特定するために必要となります。
2:マイホームの登記簿
取得時期や家屋の広さを確認するための書類になります。
3:住宅ローン残高の証明書
住宅ローンの年末残高を確認するための書類になります。
4:住宅ローン名義人の源泉徴収票
ローン名義人の所得金額を確認するための書類になります。
5:マイホームの売買契約書
契約時期や購入金額を確認するための書類になります。
6:確定申告書
確定申告の申請書になります。税務署へ行くといつでも貰う事ができます。
その他
中古住宅を購入した場合は、必要になる書類が増えることがありますので、詳しくは最寄りの税務署か購入した不動産会社・ハウスメーカーに確認しておきましょう。