2014年4月に実施される消費増税の影響を考える

現時点では、2014年4月に消費税が3%上乗せされ8%となり、2015年10月にはさらに2%上乗せされ10%になることが濃厚です。

一部のサイトなどでは、消費税の増税が決定したように書かれていますが、最終的な判断は2013年10月に経済情勢を踏まえて決定することになっています。

もし、現在の予定通りに2014年4月から消費税のアップが実行されてしまうと、住宅購入にどのような影響を及ぼす可能性があるのでしょうか?

消費税アップとマイホーム事情

現在の予定通りに2014年4月から消費税が8%に上がるのであれば、マイホームやマイカーのように、高額商品に対する駆け込み需要が懸念されています。

現行の税率に比べ、3%のアップですが2000万円の物件であっても、単純に60万円の差額が発生することになります。3000万円の物件であれば90万円の差額なので、軽自動車の新車を1台購入できるほどの金額です。

この消費税アップを受け、確実にマイホームの購入者は増加することになるでしょう。しかしここで注意して欲しいのが、2014年4月前に購入したとしても、物件の引き渡し時期が2014年4月以降であれば、消費税も8%が適用されてしまうという件です。

木造の一戸建て住宅であれば、契約〜引き渡しまでに4ヶ月〜6ヶ月程度の日数を要しますので、2013年の年末に契約しても、引き渡しは2014年4月以降になる可能性が高くなります。当然、駆け込み需要が考えられますので、2013年10月に契約しても、2014年4月の引き渡しが困難になるハウスメーカーが増えてくるはずです。

ただし、このような問題が発生しないための処置として、2013年9月末までに契約済の物件であれば、引き渡しが2014年4月以降になっても、消費税は現行の5%で計算することが許されています。

つまり、消費税アップ前のマイホーム購入は、2013年の9月末がタイムリミットであることを覚えておいて欲しいのです。

余談ですが、土地その物に関しては、消費税は掛かりません。

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