フラット35の全額融資で賃貸物件と比較

2014年4月からフラット35の全額融資が復活するという話なので、せっかくの機会ですからフラット35でマイホームを購入するのと、賃貸のマンションやアパートに住み続けるのを金銭的に比較してみようと思います。

家賃10万円だと2800万円の物件が購入できる

賃貸のマンションやアパートに住んでいる人で今現在家賃を10万円支払っているとします。
もしこのまま10万円の家賃を払い続けると想定して、フラット35の住宅ローンと比較してみたいと思います。

賃貸物件の場合

家賃10万円×12ヶ月=120万円
120万円×35年間=4200万円
そのほか契約更新などが必要になります。契約更新は2年ごとに家賃の1ヶ月分くらいが相場なので、10万円×17回=170万円という計算になります。

つまり家賃10万円の賃貸物件に35年住み続けるのであれば4370万円ほどの家賃支払いが発生することになります。

フラット35の場合

フラット35を利用して毎月10万円の返済をしていくと仮定します。もちろん、ボーナス払いは無しとしますので、賃貸物件に住んでいるときと条件は同じです。

それでは、毎月10万円ずつを均等に返済した場合だと、住宅ローンだといくらまで融資を受けることができるのでしょうか?

フラット35の正式なホームページで返済のシュミレーションをしてみたところ、月々の返済額10万円、ボーナス支払い0円、35年の固定金利1.94%で計算すると融資可能額は「3046万円」という計算結果になります。

しかしマイホームを購入するのであれば、一般的に物件価格の5%〜10%程度が諸経費にかかるといわれていますので、それを差し引くと2800万円〜2900万円くらいの中古物件であれば購入可能ということになります。

家賃10万円の賃貸=2800〜2900万円のマイホームが購入可能
家賃8万円の賃貸=2100万円〜2200万円のマイホームが購入可能
家賃12万円の賃貸=3400万円〜3500万円のマイホームが購入可能

マイホームを持つと毎年固定資産税が発生するので、一概に月々の支払いだけで比較できないという人もいらっしゃると思います。
しかし、毎月家賃を払い続けても、35年後にその物件が自分の財産になるのは決してありません。

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