住宅ローン控除って、実際にどれくらい戻ってくるの?

住宅ローン控除をすれば、税金が帰ってくるということは知っていても、実際にどれくらいの金額が帰ってくるのか、具体的に知らない人は意外に多いのではないでしょうか?

ニュースなどを見ていても、最大で300万円や500万円の住宅ローン控除を受けられるという言い方をするケースが実に多いです。しかし、これはあくまでも最大のケースであり、実際に戻ってくる税金の額は、この最大金額の半分くらいという例も少なくありません。

そこで今回は、具体例を上げながら、実際にどれくらいの金額が戻ってくるのかを解説していこうと思います。

住宅ローン控除で戻ってくる金額の具体例

まずは2013年現在の住宅ローン控除の概要を理解しておきましょう。
2013年1月〜2014年4月までに入居した場合の住宅ローン控除概要は、以下の通りです。

住宅ローン年末残高・・・最大2000万円
控除率・・・1%
控除を受けられる期間・・・10年間
1年間の最大控除額・・・20万円
10年間の最大控除額・・・200万円

※ただし、省エネ住宅の場合は、この限りではありません。

例1)住宅ローン借入額2000万円、金利2.0%、返済期間35年

年収400万円、子供1人の3人家族、奥様は専業主婦とします。上記の条件であれば、10年間の住宅ローン控除額の合計は、約136万円となります。

ただし、例1)と同条件で借入れをした場合でも、子供なしの共働き夫婦ですと、控除額の合計金額は、約175万円になるのです。

つまり、同じ金額の住宅ローンを借り入れたとしても、家族構成などにより、受けることができる住宅ローン控除額は大きく違ってくるということになります。

子供が1人の場合と、2人の場合でも控除額は違ってきますので、なかなか素人である私たちが正確な控除額を計算しようとしても簡単にはできないのです。

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