一戸建て物件を借りる際は家主の情報もしっかりと収集しておくことをオススメします。一戸建て物件の家主の注意点などを簡単に説明しておきたいと思いますので参考にしてください。
貸家業に慣れていない家主が多い
一戸建て物件の家主でもっとも注意してほしいのが、貸家業になれていない家主が多くいるということです。アパートやマンションなどの家主は、これまでにも様々な入居者と契約を結んでおり、家主業というのをある程度は理解していますし、勉強もしています。
しかし、一戸建て賃貸の家主は他に賃貸物件などを所有していないペーパー家主が多く、家主業というのをいまいと理解していない人が多いのです。ですので、トラブル時の対応や退去時の敷金精算などで揉める場合が多くあるのです。
さらに、賃貸物件は一戸建ての一軒のみですので、管理料をケチって不動産会社に管理を委託していない家主も多くいます。
私は不動産会社の元営業マンとしてはっきり言いますが、ペーパー家主で不動産会社に管理を委託していない家主ほど面倒くさいものはありません。もし私なら、このような物件は絶対に借りないでしょう。
修繕費などを持っていない家主が多い
一戸建てを賃貸している家主には他の記事でも説明しましたが、離婚などを理由で貸し出している物件もあります。家主の年齢も若い場合が多く、30代の家主という場合も珍しくありません。このように若い家主の最大のデメリットとなるのが、修繕などが発生した場合の対応です。
一般的にアパートやマンションなどの家主であれば、修繕時などの積立金をある程度はもっていますので、エアコンの故障した際などに修理不能であれば、即新品と交換してもらえます。
しかし、一戸建ての若い家主などは、修繕のことまで考えていないケースが多く、10万、20万という修繕費をすぐに捻出できない家主も多くいます。このような家主の場合は、なにかと理由をつけて、新品の設備品と取り替えてくれない場合もあります。そのため預けておいた敷金から修繕費にまわすことになり、退去時のトラブルの原因ともなるのです。