テレビドラマなどの影響もあり、最近高い人気を誇っているルームシェアですが、同じような形態でシェアハウスという物件もあります。
【ルームシェア】と【シェアハウス】、同じように思っている人も多いようですが、この2つは全然違う形態だということを覚えておきましょう。
そこで今回は、今流行の【ルームシェア】と【シェアハウス】について、その違いを簡単に説明していきたいと思いますので、参考にしていただければと思います。
ルームシェアとは?
日本において知名度が高いのが、こちらの【ルームシェア】だと思います。ルームシェアとは、友達や会社の同僚など知り合いと共同で生活することを言うのが一般的です。
自分の知り合いと一緒に住むのですが、基本的にアパートやマンションを借りるのは、一緒に生活をするうちの誰か一人です。
例えばAさんとBさんがルームシェアするのであれば、Aさんが大家さんと賃貸借契約を交わし、BさんはAさんから部屋を間借りするという形です。
家賃が8万円だとするならば、大家さんへの家賃支払いはAさん名義で全額を支払い、BさんはAさんに4万円を払うという形になります。
もちろん負担する家賃や光熱費の割合、さらに誰がどの部屋を使用するかなどは、同居人同士で自由に決めることが出来ますし、誰と一緒に住むのかを自分で好きに選べるのがシェアハウスとの大きな違いです。
一般的には、友人や会社の同僚などと一緒に暮らすケースが多いのですが、最近ではインターネットのルームシェア募集サイトなどを使い同居人を探すケースも珍しくありません。
シェアハウスとは?
シェアハウスとは、不動産会社や管理会社などの企業が管理している賃貸物件のことをいいます。ですので、シェアハウスに入居する際には、管理会社と一人ひとりが賃貸契約する必要があり、管理者が決めたルールに従って生活しなければなりません。
そして、ルームシェアとの一番の違いは、同居人が見ず知らずの他人だということです。
アパートやマンション、一戸建てなど物件の規模は特に決まっていませんが、最近多いのは一戸建てタイプのようです。
キッチンやお風呂・トイレなどの部分を同居人が共同で使用し、各自個室が割り当てられます。家具や家電が備わっている物件が一般的なので、わざわざ家具や家電を買い揃える手間と費用を省くことが出来ます。
また、個人の家賃や光熱費なども管理運営をしている企業があらかじめ決めているので、光熱費などをめぐりトラブルになるケースは少ないのが利点です。
不動産会社のサイトなどを通して、ルームシェアやシェアハウスの募集をみることがありますが、公共的に募集をしているのは、こちらのシェアハウスだと思ったほうが良いでしょう。
上記のように、ルームシェアとシェアハウスの違いは多々ありますが、明確に決まっているわけではありません。わかりやすく言ってしまえば、カップルが同棲するような感じで友達同士と一緒に住むのが「ルームシェア」であり、企業の独身寮のように食堂やお風呂などを共同で使用し、部屋はそれぞれ個室が用意されているようなタイプが「シェアハウス」だと考えるのが良いでしょう。