物件下見時にみなさんが重要視されているのが、室内だと思います。主に間取りや収納などをチェックすることになると思いますが、その他にも様々なチェックポイントがありますので、今回は細かく紹介していきたいと思います。
部屋に入った時の臭いをチェック
まず部屋に入った瞬間の臭いをチェックしましょう。長い間、空室になっていた物件は部屋に臭いがこもっています。トイレの臭いや排水溝の臭いは必ず排水溝を通じて上へとのぼってくるのです。このような臭いが気になった物件は空室期間が長い可能性が高いので、家賃値引き交渉の成功率が高くなります。
しかし、空室になっている物件は、ほとんどの不動産会社は定期的に空気の入れ替えなどを行います。ですので、臭いがこもっている部屋は管理があまりしっかりしていない不動産会社であるという見方もできます。
エアコンの設置状況をチェック
今の時代、エアコンが最初から設置してある物件は常識となっています。わざわざチェックする人は意外と少ないのですが、実は業界人だからこそ知っている裏話があります。それは、エアコンの性能が部屋に合っていない場合が多いということです。
賃貸物件はエアコンが付いていればそれで良いと思っている家主が多いのです。その為、10帖あるLDKに6帖用のエアコンが付いている事が良くあります。これは、思ったよりも多いので、ぜひエアコンの型番などを控えておくか、その場で携帯を使ってチェックしてみてください。
さらに、エアコンがLDKだけに設置してある物件も多いので、他の部屋にエアコン取り付け用の穴があるかもチェックしておきましょう。もし、穴が無い場合は、エアコン設置が可能か確認しておいてください。
携帯電話の電波状況をチェック
これはもう常識のレベルですが、携帯電話の電波状況をチェックしておきましょう。家族で使用している電話会社が違う場合は、見学者以外の電波チェックも忘れずに。
あらゆる場所のサイズをチェック
賃貸物件でありがちなミスが寸法違いです。近年とくに多くなっているのが、ドラム式洗濯機です。賃貸物件の多くがドラム式洗濯機のサイズに適応していませんので、サイズチェックは必ずおこなっておきましょう。
ほかにも、ガスコンロのサイズ、冷蔵庫スペース、カーテンのサイズなど計っておく箇所は数多くありますので、かならずメジャーは持参しておきましょう。
窓を開けてチェックする
周りの建物状況もしっかりチェックしましょう。部屋の中から外を見るだけの人も多いのですが、絶対に窓をあけ、ベランダがある場合には実際に外に出てみましょう。
チェックポイントは、周りの建物から部屋を覗かれるような場所が無いか。近くに居酒屋や料理屋などがある場合は臭いが気にならないかなどをチェックしてください。
私が住んでいた物件は1階が鰻料理屋さんで、窓を開けると1日中ずっと鰻の臭いがしていたことがあり、今ではすっかり鰻が嫌いになりました。